とても小さい衝撃だったのですが、私のおなかには赤ちゃんがいたのです。
衝撃は小さかったが…夫婦で悩んだこと
それほど大きな衝撃ではなかったものの、少し首に違和感を覚えました。相手の方はすごく心配してくれて、きちんと警察にも通報してくださり、また保険会社への連絡などもすぐにしていただき、その後の対処はスムーズでした。
けれども夫に話すと、夫の怒りはなかなかおさまりませんでした。妊娠していたため、私の体やおなかの赤ちゃんに何かあったらと、夫は心配でたまらない、お金の問題だけじゃないんだ、と言いました。私自身も心配だったので夫の気持ちはよくわかります。正直、出産まで気が気ではなく、大きな不安に襲われることもしばしばあり、つらかったことを覚えています。
その後、無事出産も終え、生まれた赤ちゃんが元気だとわかると、ようやく夫婦ともにホッとできたように思います。その後も何ごともなく、第3子はすくすくと育っていて、私も順調に体が回復しています。
今回、衝突の衝撃は小さかったものの、夫婦ともに大きな不安に襲われてしまいました。事故はいつでも怖いものですが、妊娠中はおなかの赤ちゃんの成長に影響がないか心配になったりして、不安がさらに大きくなると感じた出来事でした。
車を運転する身としては、自分が加害者にも被害者にもならないよう、運転中はより一層気を引き締めたいと思いました。
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産婦人科医いわく、基本的に妊娠経過が順調であれば、妊婦さんは運転しても構わないとのこと。ただし、妊娠中は反射神経が鈍ることがあるため、必要なとき以外は控えたほうが良いそうです。つわりで体調が不安定なとき、おなかが大きくなって動作が鈍くなりやすいときも同様に控えたほうが良いと言われています。
また、陣痛や破水が起きたときに運転して移動することが困難になる場合も。そのような時期は妊婦さんを対象にしたタクシーを利用するなど、工夫できると良いですね。
ただし、車が唯一の手段であるなど、車を利用しなくてはいけない場合もあると思います。妊娠中に車を運転する際は、シートベルトを必ず装着して、適宜休憩をとることが大切です。また、普段運転し慣れていない場所では注意深く運転することを心がけましょう。
著者:河口あき/30代女性・主婦。0歳、3歳、5歳児の3人の子育てをしている専業主婦。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています