みんなの前で私をバカにするママ友
1歳の娘が通う保育園で仲良くなったママ友Aさん。Aさんは頻繁にSNSへプライベートを投稿しています。フォロワー数も着々と増えているようで、企業から案件の連絡も入るようになってきたと、うれしそうに教えてくれました。
そんなある日、ランチへ行こうと誘われ承諾。前日にAさんから「明日のランチの様子をSNSに投稿しようと思っているから、おしゃれな服装で来てね! いつもみたいな変な服で来ないでよ?」とメールが。「変な服……!?」とバカにされている気がして、モヤモヤしていた私でしたが、「わかった」とだけ返信することに。
次の日、Aさんに会うと、「え! おしゃれしてって言ったじゃん~私の友だちってSNSにあげたら、企業からの案件来なくなっちゃうよ〜」と笑いながら言ってきたのです。
知り合ったころはまだSNSにのめり込んでいなかったこともあり、とてもやさしかったAさん。あまりの変わりように私はショックを受けました。
数日後、Aさん含め数人のママ友と会話していると、Aさんが「この前、おしゃれしてねってお願いしたのにダサい服で来ちゃったんだよね」と笑いながら言ってきました。私はさすがにイラッとして言い返そうとすると、別のママ友が「人が傷つくことは言ったらいけないと思う、私たちは子どもを育てる立場だよ、言っていいことと悪いことは親がきちんと守らないと」と一喝!
Aさんはびっくりしてその場をそそくさと立ち去っていきました。私はそのママ友にお礼を言いました。それからAさんは私のことをバカにしてくることはなくなり、気まずいのかあいさつだけの関係になっていきました。
あのとき、はっきりと言ってくれたママ友には本当に感謝しています。私も子どもの見本となれるよう、発言には気をつけようと肝に銘じた出来事です。
著者:松下りさ/20代女性・ライター。音楽が大好きでおしゃべりがじょうずな1歳半の女の子を育てるママ。子どもが寝たあとにひとりでネットショッピングするのが至福の時間。
イラスト:yoichigo
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています