男友だちからの告白
大学時代、学校帰りに決まった仲間4人でよくビリヤードをしに行っていました。ある日、その仲間の1人から告白された私。
そのとき、私はその男性のことを男友だちとしてしか見ていなかったことと、仲間内で付き合うのは別れたときに面倒だという理由から彼の告白を断りました。しかし、ほかのビリヤード仲間から「付き合ってみたら?」という説得もあり、一度付き合ってみることに。
彼のギャップに驚き
普段クールな印象の彼でしたが、交際してみてわかったのは「普段とのギャップがありすぎる」ということ。私と2人きりになると猫なで声を出しながら甘えてくる彼を見て、「そんな高い声出たの?」と思わず驚いてしまったほど。
どちらかというと男っぽい身なりやふるまいだった私は、男友だちといるほうが自分らしくいられたため、女友だちより男友だちと一緒にいることが多かったです。普段から男らしい姿を見られていたからか、過去に交際した相手からも、彼のように急に甘えられることがよくありました。
でも、付き合った人には、甘えられるのではなく相手に甘えたいタイプの私。そのため、男友だちといるときの私の姿を知っている人とはあまり付き合いたくなかったのです。
彼の気持ちが重く感じて
私に甘えてくる彼と付き合って1週間経ったころ、彼から唐突に「百貨店に行こう」とデートに誘われました。「一体何を買うんだろう?」と疑問に思いながらもついていくと、訪れたのはジュエリーショップ!
すると彼は、指輪を見ながら「どれにする?」と聞いてきて……。なんと、指輪をプレゼントしようとしていたのです。「まだ1週間やし、指輪なんて早いからいらないよ!」と言ったのですが、半ば強引に彼は指輪をプレゼントしてくれました。
彼とは大学の学科が異なり、学校では会わないことも多かったため不安を感じたのかもしれません。
ただ、私にとってこのときは、彼との付き合う前とのギャップを感じながらも、これから好きになれるよう努力していた段階。付き合って1週間で指輪をプレゼントされるとは思っておらず、彼の気持ちと行動を正直怖く感じてしまった私は「友だちに戻ってもらえませんか?」と彼に伝えて、お別れしました。
彼氏からペアリングをプレゼントされることに、憧れたりうれしいと感じたりする人もいるかもしれません。しかし私の場合、交際して1週間でプレゼント……というのはあまりうれしくありませんでした。
まるで、大きな鎖をつけられたようで、束縛されているようにも感じてしまったのです。私のことを思ってくれた彼の気持ちもわかるものの、私の気持ちも考えてほしかったなと感じてしまった経験でした。
著者:マツノミユ/女性・主婦
イラスト:アゲちゃん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!