彼氏の実家に行くと彼ママが爆弾発言。「弟じゃなくて兄と結婚しろ」無職の兄を私に押し付けてきて！？

彼氏のA男と交際2年が経過したある日、私は「私もアラサーだし、そろそろ結婚したいな」と彼に話しました。しかし、彼は「う〜ん……」と消極的。そこで、「あなたが結婚したくないなら、別れも考えている」と言うと、彼は「それは嫌だ」と拒否し、彼の家族にあいさつをしに行くことになったのです。

 

ところが、教えてもらった彼の実家に行くと、なぜか私を迎えてくれたのはA男とは違う、メガネをかけた髪の毛はボサボサの男性で……。戸惑いながらも家の中に入ると、彼と彼の母がソファーに座ってテレビを見ていました。

 

「それは俺の兄貴のB男。今はニートなんだよ」と言うA男。私は彼の母にあいさつをしますが、「どうも」としか返してくれませんでした。さらに、彼の母は衝撃的な発言をしたのです。

 

「A男にはもっといいところのお嬢さんと結婚してほしいのよ。そうだ！ あなた、B男と結婚するのはどう？ この子、引きこもりで邪魔なのよ。引き取ってちょうだい」

 

私はA男に助けを求めるも、彼は「母さん、それは……」と曖昧な返事。私は居ても立っても居られなくなり、涙をこらえながら「失礼しました」と言って家から出たのでした。

 

それから数日後、私はA男と、結婚について再度話し合いをすることに。私はまだ彼と結婚したい気持ちはあったのですが、彼からは「やっぱり、仕事が忙しいから、今はまだ結婚できない」と言われてしまいました。

 

しかし、そのときです。彼のスマホにメッセージが。彼は急いでスマホを隠しましたが、私は嫌な予感がし、「今のは誰？」と追求。すると、彼は諦めたかのような表情をし、「本命の彼女だよ。君とは遊びの関係だった。そろそろ潮時みたいだから、別れようか」と言ってきたのです。

 

私は泣きながらも別れを受け入れ、彼との関係は終わったのでした。

それから半年ほどが経過したある日、職場に新人の男性が入社してきました。私は「どこかで見たことがあるような」と思いつつ、その男性の名前を確認。そして、思わず「お兄さん！」と声をあげてしまいました。

 

そう、彼はA男のお兄さんのB男さんだったのです。髪を切り、以前とは見違えるほど清潔感に溢れていたので、同じ人物だとわかるのに時間がかかりました。

 

B男さんも私のことは覚えており、仕事終わりに2人で食事に行くことに。聞くと、B男さんは大学卒業後に入社した会社でハラスメントを受け、しばらく実家で休養していたよう。ただ、「就職が決まったので、実家を出ることにしました。僕のことを散々、邪魔者扱いしてきた母と兄とは縁を切ります」と言い、その決意は固いようでした。

 

その後、B男さんはみるみると成長し、同僚からも頼られる存在に。そんな一生懸命な彼の姿に惹かれ、私たちは交際することになったのです。

 

一方、A男は本命の彼女に振られたようで、私のもとには「俺が悪かった。お前とやり直したい」とのメッセージが。もちろん、返信することはなく、A男の連絡先をブロック。

 

これからはB男さんと、幸せな生活を送っていきたいです！

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 

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