ただの寝不足だと思ったのに…
ある日、実家に帰ったときに母が私の顔をじっと見て「あんた、顔色が悪い。唇の色も変だよ。病院行きなさい」と言いました。そのときは「大げさだな」と笑って済ませましたが、母の真剣な目に押されて翌日病院に行くことにしました。
診察の結果、「軽い貧血」ではなく「甲状腺機能低下症」だと判明しました。ホルモンのバランスが崩れていて、このままだと育児どころか体を動かすのもつらくなるところだったそうです。医師から「よく早めに来ましたね。あと少し遅かったら倒れていたかもしれません」と言われ、背筋が凍りました。
母に電話で結果を伝えると「やっぱりね。あんたの顔、いつもと違ったもの」と落ち着いた声でした。改めて母の「勘」のすごさを感じました。小さいころから熱を出すと、言葉を交わす前に気づいてくれた母。大人になった今も、やはり母は母なのだと実感しました。
薬の服用と生活改善で体調は落ち着き、今では元気に育児をしています。あのとき母が気づいてくれなかったら、きっと私は無理を重ねていたと思います。今は少しでも体のサインを感じたら、無理をせず休むようにしています。母の言葉を「心配性」と受け流すのではなく、長年私を見てきた人の直感として受け止める大切さを学びました。
著者:相澤 ひなこ/30代女性・会社員
4歳の娘を育てる母。趣味は音楽を聴くこと。
作画:赤身まぐろ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)
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