外食が怖くなったその瞬間
2024年ごろから、外食が怖くなってしまいました。咀嚼すると耳下腺がみるみる腫れて、友だちと食事に行くと、顔がどんどん膨らんでいきます。ひどいときはテニスボールくらいに腫れてしまい、久しぶりに会う友だちが驚くほどの腫れ方になります。おたふく風邪のときのようにパンパンになり、好きなお肉も食べられなくなると悲しい気持ちになります。
病院での説明と胸のもやもや
病院では問診と超音波検査を受け、医師から「唾液腺が細くなっているだけ」と説明されました。ただし説明は簡潔で、検査所見の詳細や今後の検査予定については明確にされなかったため、私は納得しきれずに帰宅しました。外食のたびに「腫れないで……」と祈る日々が続いています。
それでも好きなものを諦めたくない
今はできる範囲で工夫しています。とにかくひと口を小さくして食べる、固いものは避けて柔らかいメニューを選ぶ、といったことを心がけています。しかし、どうしても食べたいものがあれば「腫れてもいい!」と勢いよく食べてしまうこともあります。やはり我慢ばかりではつらく、好きなものを楽しみたい気持ちが勝るのです。
まとめ
食事で顔が腫れる体験を通して、「安心して食べられる幸せ」の大切さに気付きました。対処法で気持ちは多少ラクになりますが、根本的な不安は残ります。今後は自分のペースを大事にしつつ、必要なら専門医の意見も求めながら、好きな食事を楽しむ時間を取り戻したいと考えています。
【高島先生からのアドバイス】
食事で耳下腺が瞬時に腫れる症状は、唾液の出口が塞がることで腺内に唾液が滞る「閉塞性」の可能性が高いです。代表的な原因は唾液石や唾液管の狭窄です。超音波検査やMRシアログラフィーで評価し、必要に応じて内視鏡で診断と同時に治療をおこなうことが可能です。高熱や強い痛み、膿の排出、嚥下・呼吸困難がある場合は速やかな受診が必要です。腫れているときの写真や、腫れが出るタイミング(食事や咀嚼の有無)・頻度を記録して持参すると、診察で状況が伝わりやすく診断が進みやすくなります。専門は耳鼻咽喉科(頭頸部外科)や歯科口腔外科の受診をおすすめします。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:桐谷メグ/40代女性・会社員
イラスト/sawawa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年10月)
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