高級品を自慢してくるママ友の撃退法は?
子どもを連れてママ友の家へ遊びに行くのが夢だった私は、ワクワクしながら足を運びました。ママ友のお家は閑静な住宅街にある立派な一軒家。リビングに通されると、さっそくお茶を運んできてくれました。「このカップかわいいね」と私が褒めると、ママ友は「でしょ! これは◯◯ってブランドの限定品で〜」とうれしそうに話してきました。
最初は、インテリアに凝っているんだな〜としか思っていなかったのですが、「このお皿もブランド品なの!」「そこに飾ってある絵画もすてきでしょ! 結構値段するんだよ」というような感じで、ママ友によるプチ自慢は徐々にエスカレート。
ついには、ウォークインクローゼットにまで通され、「夫は腕時計が大好きで集めているの〜、300万円するんだよ? 男の人の趣味ってわかんないよね〜」「このバッグ、すてきでしょ! 〇〇さん(私)は一生持てないお値段かもね!」と高級そうな腕時計やカバンを次々に見せてくるのです。自慢だけならまだしも、さりげなく私の生活レベルをばかにしている気がしてモヤモヤ……。「すごいね~」とだけリアクションして早々に帰宅した私。
家に帰って、夫にこのことを話すと「すごいな〜」と言いつつも、「今度その人に会ったら、『うちはお金持ちではないけれど、家族の仲良しさでは負けないし、幸せです!』って言ってみたら?」とニコニコ。そこで私はハッとします。「そっか! 幸せの基準は人それぞれだよね」と私のモヤモヤは晴れたのでした。
後日、ママ友と支援センターで会った際に、また「夫がブランドの腕時計を私にもプレゼントしてくれてさ〜、もうたくさん持っているのに困っちゃうよね♡ こんなプレゼントもらったことある?」と自慢してきました。そこで夫に言われたとおり、「すごいね~! 高級なプレゼントはもらったことないけれど、家族の仲の良さは負けてないと思うし、今、十分幸せだよ!」とにっこり伝えました。ママ友は予想外の反応をされたためか、面を食らったよう。その後、私に自慢してくることはなくなりました。
ママ友は、お金持ちということで私にマウントをとろうとしてきたのだと思います。しかし、私は夫が言ってくれた言葉がとてもうれしく、これからも目の前の夫や娘を大切にしていこうと思った出来事です。
著者:松下りさ/20代女性・ライター。音楽が大好きでおしゃべりがじょうずな1歳半の女の子を育てるママ。子どもが寝たあとにひとりでネットショッピングするのが至福の時間。
イラスト:yoichigo
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています