義父の本音!?
好感がもてる義両親
結婚当初から義家族は私にとてもよくしてくれており、お互い遠慮せず明るい雰囲気を作っていくために、ごはんや旅行、家族で写真撮影などたくさんのイベントを組んでくれました。そのため、とても好感のもてる義家族で、同居はしていないものの付き合いやすく、嫁の立場からすれば周りからも羨ましいと言われるほど、嫁姑問題もなければ、義父との関係も問題はなかったのです。
子どもが生まれたあとも、ほどよい距離感で子守りを手伝ってくれて、現在5歳の長女は初孫だったこともあり、いろいろなところに連れて行ってくれたりと、かわいがってくれていました。
義父の言動が気になり始める
最初は好感のもてるすてきな義両親でしたが、第2子が生まれたあと、下の子ばかり容姿を褒めるようになり、妙な胸騒ぎがしていました。
上の子はたくさん遊んでくれる義父のことが大好きだったため、「じぃじ遊ぼー! じぃじこれ見てー!」と言っていたにもかかわらず、「ちょっと次女ちゃんを抱っこしているからあとでねー!」と、ほとんどの返しがこのパターンになりました。
姉妹の容姿を比較し始めた義父
そして、私の勘は見事に的中。子どもたちが4歳と2歳になったときでした。義実家へお泊まりに行ったとき、リビング横にある和室にて寝かしつけしていると、リビングから義父と夫の話し声が聞こえてきました。すると、「上の子より下の子のほうがかわいいよね」と、まさかの耳を疑う言葉を義父が放ったのです。
一瞬、私の聞き間違いか!?と思いましたが、その後も「もちろん上の子もきれいな顔しているけれど、愛嬌とか動き方とか下の子のほうがかわいいな」と言ったのです。言葉がわかる上の子はすでに寝ていたので安心しましたが、私は隣の部屋で怒りとあきれと悔しさから、今後の付き合いを考えるほど、失望感を抱きました。
夫がきっぱり断言してくれた
義父と一緒に話していた夫は、「そうか?」とふんわりとした返答をしていました。その返答にも私はいら立ちを感じていたのですが、義父が悪気もなく笑って話を続けるため、さすがの夫も「親父、そういう言い方はよくない」「俺は2人ともかわいいと思って遊んでくれていると思っていた」「どっちがかわいいとか、どっちが愛らしいとか思ってほしくて、子育てしているんじゃない」と、きっぱり断言してくれたのです。
それをキッチンから聞いていた義母も、「お父さん、それはよくないよ。2人とも、違うかわいさをしっかり持っていますよ。私たちは子育てを頑張っている息子たちを応援しなければいけないのに、そんなことを思ってはいけないし、言ってもいけないと思いますよ」と言ってくれたのです。まだ、義父に対して気持ちの面で許せたわけではありませんが、はっきり言ってくれた夫と義母のおかげで少し気持ちが晴れました。
今後の付き合いを考えるほど、義父にあきれていましたが、夫がしっかりと否定してくれたことで前向きに考えられるようになりました。また、その後も義父は上の子をお泊まりに誘ってくれたり、上の子だけにコソッとプレゼントをくれたり、変わらず愛してくれているため、今後もほどよい距離感で付き合っていこうと思っています。
著者:平山光/女性・主婦。3歳と5歳の姉妹のママ。約1年の不妊治療を経て、無事第1子の妊娠が発覚。第2子は自然妊娠で授かる。アトピー症状のある第2子をキッカケに、自然食や自然治療法を勉強中。
作画:うちここ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています