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「もしもし、奥さんですか?警察です」忘年会に行った夫の携帯から深夜2時に着信。告げられた驚きの事態

夫からはよく「サラリーマンは飲み会も仕事のうち」という内容の話を聞かされていました。さらに夫自身もお酒の席が好きで、楽しければ楽しむほど飲み過ぎてしまうタイプでした。無事に帰ってくるかどうか、毎回不安な気持ちを抱えながら待つ私のもとに、ある年末、とんでもない電話がかかってきたのです。

 

いつも深夜まで帰ってこない夫

夫は私の帰りが少しでも遅くなると「どこで何してたの?」と細かく聞いてくるタイプでした。ですが、自分の帰宅時間は気にせず、連絡もなく深夜の2時を回って帰ってこないこともよくありました。

 

そのたびに私は何度も電話をかけたりメールをしたり。ようやくつながったと思えば、ろれつの回らない声で「うるさいなあ」「今どこかって? わからないよ、電柱」といった、酔っ払い特有の訳のわからない返事ばかりでした。

 

タクシーを使えばいいのにと思っても、毎回「もったいない」と徒歩でフラフラ帰ってくるので、事故やトラブルに巻き込まれないかと気が気ではありませんでした。

 

忘年会へ出かけた夫

ある年の瀬、夫は職場の仲間と忘年会に出かけました。「今日は何時に帰ってくるかな……」と心配しながら待っていた私。

 

もちろん、0時を過ぎても夫からの連絡はありません。半ば諦めかけていた深夜2時ごろ、夫の携帯から着信がありました。一瞬ほっとしながら電話を取ると、聞こえてきたのはまったく別の男性の声でした。

 

 

まさかの方法で帰ってきた夫

「もしもし、奥さんですか? 警察です」

その瞬間、全身の血の気が引きました。最悪の事態を想像し、寒さよりも恐怖で、体の芯から冷えていくのがわかりました。

 

「はい、(夫の氏名)の妻です」と震える声で答えると、警察官の方がこう続けました。

「旦那さん、車道で寝ていたんです。危ないので、今からパトカーでご自宅まで送ります。15分後くらいに玄関先まで出てきてください」

 

まずは無事であることに安心しながらも、申し訳なさでいっぱいになり、「ご迷惑をおかけしてすみません」と謝るしかありませんでした。電話の向こうからは「大丈夫だから〜!」と陽気に叫ぶ夫の声が響き、その場にいないのに、顔が火照るような恥ずかしさを感じました。

 

その後、警察の方が夫をパトカーで自宅まで送り届けてくれました。玄関先で「この人物の身元を引き受けます」という書類に、私は頭を下げながら署名しました。その横では、夫が側溝に向かって嘔吐したかと思えば、私が電話番号を記入しようとしているのを見て「俺の番号なら言えるぞ!」と言わんばかりに大声で言い出す始末。警察の方にもあきれられ、私は謝罪の言葉を繰り返しながら、恥ずかしさでその場から消えてしまいたい気分になりました。

 

不幸中の幸いと言える点は、財布やスマホなどの貴重品はすべて無事だったことです。

 

まとめ

まだまだ忘年会シーズンはこれから続く夫に「お酒は控えて」と言ったところで、「飲み会も仕事」と一蹴されるのはわかっていました。そこで、「路上で寝ていたら、今度こそ貴重品か命がなくなるかもよ」と伝えたところ、飲み過ぎた日はタクシーで帰宅するようになりました。

 

今はそれぞれ別の家庭を築いていますが、お酒の席に出かけるときにはいつも「待っている人がいる」という意識を忘れずに過ごすようにしています。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※AI生成画像を使用しています

 

著者:遠藤ちよ/30代女性・主婦

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)

 

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