義母の保険を私が払うの…?
ある日、義母から突然「この学資保険、来月からあなたたちで払ってね」と言われました。
初めて聞く話に驚き、詳しく確認すると、義母が息子のために善意で学資保険を契約していたものの、支払いが負担になり始め、途中から私たちに引き継ぐつもりだったとのことでした。しかし、保険内容も掛け金も一切相談されておらず、家計の予定も狂うため、私は強い不信感を抱いてしまいました。
夫は、義母の善意を否定したくないものの、私の気持ちも尊重したいと思ってくれているようで、板挟みになり、家の中の空気も数日ギスギスしました。最終的には夫が義母とていねいに話し合いの場を設けてくれ、私も同席しました。
気まずい雰囲気の中始まった話し合いで、義母は「よかれと思ったのよ」と何度も繰り返しましたが、私たちも「契約前に相談だけはしてほしかった」と素直に伝えました。すると義母も申し訳なさそうにうなずき、支払いの引き継ぎは一旦白紙に戻すことになりました。
その後、私たち夫婦で家計を再検討し、必要な学資保険を自分たちで契約し直しました。義母とは少し気まずさが残りましたが、数カ月経つころには「この前はごめんね。ちゃんと相談するようにするわね」と柔らかい態度で話してくれるようになりました。今では義母も「無理しないでね」と声をかけてくれるようになり、以前より関係が円満になっています。
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息子さんのことを思って学資保険を契約してくれた気持ちはありがたいものの、やはりお金に関することは家族で相談してから決めないと、トラブルになってしまいますよね。お金以外のことであっても、家族に関する何かを決めるときには、自分だけで進めず話し合うことを心がけるとよさそうです。
著者:森月 ゆか/40代女性・会社員
10歳の息子を育てる母。趣味は韓国ドラマ鑑賞とパワースポット巡り。
作画:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)