無断で一人旅に出た夫「邪魔すんなよ!」残された妻子「一生ひとりにしてあげようね」家を出た結果!?

私は30代の兼業主婦です。夫と幼稚園児の娘と3人で暮らしています。夫からの猛アタックの末に結婚したのですが、結婚前から周囲の人に対してすぐ「ズルい!」と言うのが、夫の悪い癖でした。
人の持ち物や暮らしをうらやみ、文句を言う夫。私が仕事で昇進することが決まったときも「なんでお前だけ」と拗ねるような人だったのです。
「ズルい! 俺も青春を取り戻したい!」
ある日、夫が独身時代の友人に会ってきたと嬉しそうに話してきました。
「あいつ、フリーランスになって海外を旅しながら仕事してるんだって! ズルい! 俺だって海外行きたい!」
私が「じゃあ次の長期休みに家族で旅行に行きたいね」と提案すると、夫は顔をしかめてこう言いました。
「何言ってんの? 俺はひとりで行きたいんだよ! 俺も青春を取り戻したいの! 嫁と子どもがいたら意味ないだろ!」
私と娘が邪魔と言わんばかりのその言葉に、私はショックを受けました。
数週間後、急に荷造りを始めた夫。理由を聞くと、「有給を全部使って、海外に行って来るわ! 邪魔すんなよ!」とあっけらかんと言うのです。その日は、家族で動物園に行く約束をしていました。
私は怒り心頭。家族との約束を破り、相談もなく勝手にひとりで海外旅行に行く夫の背中を見ながら、「このままじゃダメだ」と思いました。
実家への帰省と宣言
「パパがそんなにひとりになりたいなら、邪魔しないであげようね~!」と、私は娘を連れて実家に帰りました。
約1カ月後、旅行から戻った夫は、私と娘が家を出たことに気づいて、慌てて電話をかけてきました。
「今どこだ?! 俺が悪かった! 帰ってきてくれ!」
けれど私は毅然と告げました。
「あなたはいつも人のことを妬んでばかり。自分も海外に行きたいからって、私に相談もなく、ひとりで旅行に行って『邪魔するな』なんて……家庭があること、忘れてない? この1カ月間、何の連絡もしてこなかったよね。本当信じられない。家族をないがしろにするなら、離婚を考える」
夫の変化と再出発
事の重大さを思い知った夫はその後、反省の色を見せ始めました。家中をピカピカに掃除し、花を買って実家に迎えに来てくれました。
「ごめん。俺が欲しかったのは“青春”じゃなくて、お前と娘と一緒に過ごす時間だったんだ。離婚はしたくない。これからは家族を一番に行動するよ」
不器用ながらそう言って涙を浮かべる夫の姿に、私はしばらく様子を見てみようと心を決めました。今では、夫は休日に率先して娘と遊び、料理の手伝いもしてくれるようになりました。何かにつけて「ズルい!」と嘆いていた夫が、「ありがとう」を口にするようになったのです。
家族の形は少しずつ変わっていくもの。試練を経た今、私たち家族は穏やかに、楽しく暮らせるようになりました。夫が変わってくれて、家族と向き合ってくれてよかったと心から思っています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
続いては、隣に引っ越してきたシングルマザーの美女に入れあげ、娘の大切な誕生日さえ放棄しようとする夫のエピソードです。お隣さんとの再婚まで夢見た夫でしたが、真実を突きつけられ……!?
隣に引っ越してきたシンママ美女を優先する夫!娘の誕生日パーティーも放棄したので、家族をやめた結果

昨日、わが家の隣に引っ越してきた方があいさつに来られました。お話をうかがうと、シングルマザーで小さな娘さんをひとりで育てているとのこと。大変なはずなのに、しっかり子育てをされていて、本当にすごいなと感じました。
そのことを夫に話すと「俺も少し話したよ」と言うので驚きました。聞けば、今朝ゴミを捨てに行った際に、大量の段ボールを運んでいたお隣さんを見かけて手伝ったのだそう。私が「美人だから手を貸したんじゃないの?」と冗談を言うと、夫は「否定できない」と笑い、「あれだけ美人なのに独身なんてもったいない」と言ったのです。
美人なお隣さんに浮かれる夫
「恋人くらいはいるんじゃない?」と返した私に、夫は「いないって言ってたよ」とさらり。思わず「やめなよ!」と声をかぶせました。夫は不思議そうに「お前だって気になってたんだろ?」と言いましたが、私は「女性と子どもだけで暮らしているんだから警戒しているに決まってる。そんな個人的なことを聞かれたら、不快に思うはずだよ」とたしなめました。
すると夫は「俺は怪しまれるタイプじゃない。顔だって女受けがいいんだぞ」と冗談交じりに自信を見せます。私はあきれつつ、もうすぐ10歳になる娘の言葉を思い出し、「そういえば、パパ太ってかっこ悪いって言ってたわよ」とチクリ。すると夫は「父親に向かって失礼だ」とむくれ、「誕生日プレゼント買ってやるのやめようかな」とまで言いました。私は笑いながら「そんなケチなこと言わないで。今年の誕生日パーティーは盛大にやるからね」と返しました。
昨年のちょうど今ごろは、娘が風邪をこじらせて入院してしまい、誕生日パーティーどころではありませんでした。「だから今年こそ盛大に祝いたい」と伝えると、夫も「わかった。当日は残業しないで帰るよ」と約束してくれました。私が「忘れないでね」と念を押すと、夫は「家族の誕生日は忘れない。特に娘の誕生日はな」と真剣な顔で答えてくれました。
夫が買い物から帰ってこない理由にあ然
それからしばらく経った週末。買い物に出かけた夫がなかなか帰ってこず、心配になって電話をかけました。すると、渋滞でも事故でもなく「ちょっと遅くなる!」という元気な声。理由を尋ねると、「お隣さんの手伝いをしてる!」との返事でした。
夫が手伝っていたのは、お隣の娘さんのピアノ発表会への送迎でした。急に車が故障して困っていたところに出くわし、会場まで送ってあげることにしたのだとか。帰りも送るつもりだと言い、ついには「食事もご馳走しようか」などと軽口まで叩く始末です。
「待ち伏せなんてしていないでしょうね」と念のため確認すると、夫は「何が気に食わないんだ。嫉妬してるのか」と笑い飛ばしました。私は嫉妬よりもむしろ、お隣さんが迷惑に感じていないかが心配なのです。これ以上お節介を重ねれば、ご近所づきあいにも支障が出かねません。「寄り道はせず、食事も奢らず、まっすぐ帰宅すること」と念を押して通話を終えました。
「欠席する!」娘の誕生日当日、夫は
今日は娘の誕生日パーティー当日。残業しないと約束していた夫に、夕方近くに確認の電話をしました。すると、返ってきたのは信じられない言葉――「悪い!欠席する!」。
理由を尋ねると、お隣の娘さんが高熱を出し、その看病を手伝いに行くのだと言います。思い返せば昨年の今ごろ、娘が入院した際には仕事を理由にすぐ駆けつけてくれなかった夫。それなのに、よりによって娘の誕生日当日に他人の子どもを優先するなんて……とても理解できませんでした。
「娘よりその子のほうが大事なの?」と問いただすと、夫は「シングルマザーが気の毒だから助けたい」と言い、挙げ句には「誕生日は来年もあるだろ」と口にしました。
私が抗議を続けると、夫は次第に苛立ちを募らせ、「嫉妬している」「醜い」「ブスが余計ブスになる」と暴言を浴びせてきました。さらには、「お隣さんは美人だし、娘さんもかわいいし、再婚しようかな」とまで言い放ったのです。私は怒りを通り越して失望しました。これ以上言葉を交わしても傷が深まるだけだと悟り、その夜は娘と2人で誕生日をお祝いしました。
お隣さんを訪ねて判明した真実
そして、私は夫の言動がどうしても許せず、もともと家事や育児に非協力的だったことへの嫌気も重なり、娘を連れて実家に戻りました。その後、夫に電話で離婚したい旨を告げると、夫はうろたえた声で「どういうことだ?」と聞き返し、「お前の実家から小学校は遠いだろ。どうするんだ」と食い下がってきました。転校についてはすでに娘と話し合い、納得してくれています。
当初は離婚話に焦っていた夫ですが、最終的には開き直り、離婚が成立。引っ越しは父と母、そして兄夫婦が手伝ってくれることになり、夫が出勤している時間帯を選びました。「顔を合わせずに済むから安心して」とだけ伝えると、夫は「こっちも別れられてよかった。美人な嫁をもらう」と強がるように言ってきました。
そこで私は、事実を伝えることに。数日前にお隣さんを訪ね、ひと言だけ気持ちをぶつけたのです。すると彼女は「ご主人とはそんな関係ではありません」ときっぱり否定。むしろ、夫の過剰な親切に困っていたと打ち明けてくれました。愛想よく接していたのも、ただの近所づきあいの社交辞令にすぎなかったのです。さらに、彼女は最近別れたご主人と復縁し、再婚の準備を進めているとのこと。つまり、夫に入り込む隙など初めからなかったのです。
事実を突きつけられた夫は「嘘だ」「思わせぶりな態度を取られた」と逆上しましたが、自らの勘違いだった現実を否定しきれず、次第に声を落としていきました。そして最後には「離婚を取りやめてやり直したい」と泣きつき、「これから変わる」と叫びましたが、きっと口だけ。私の思いは変わりませんでした。
来年の娘の誕生日は祖父母や兄夫婦も一緒に、にぎやかなパーティーを開く予定です。娘の笑顔と、穏やかな日常――それこそが今の私にとって、何より大切な宝物です。
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「再婚しようかな」といった軽口は、たとえ冗談でも家族を深く傷つけますよね。本当に大切なものを見失わず、思いやりを忘れずに過ごしたいですね。
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
最も大切にすべき家族を後回しにし、自分の欲望や見栄を優先した結果、痛い目を見ることになった夫。家族には心を許して、本音で付き合いたいですが、だからといって何をしても許されるというわけではありませんよね。
家族への「誠実さ」を欠いた行動は、それまでに築いた信頼を一瞬で壊してしまいます。今回の妻たちのように、理不尽な扱いには毅然とした態度を示し、子どもや自分の幸せを守るため、ときには勇気を持って厳しい選択をすることも大切だと痛感します。信じていたものも信じきれなくなったとき、手放す「強さ」も持っていたいですね。