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「あんたの夫、お持ち帰りしたから」…どういうこと?同窓会で友人が寝取ったと言う「私の夫」の正体

高校時代の同級生・Y子から届いた同窓会の知らせをきっかけに、M子という同級生と久しぶりに連絡を取り合うことになりました。何気ない近況報告をしていたのですが……それが、思いもよらない誤解と波紋を生む出来事の始まりになるとは、このときは想像もしていませんでした。

同窓会のお知らせが

ある日、高校の同級生Y子から同窓会の連絡が届きました。幹事になったものの、連絡先がわからない人が多く困っているよう。そこで私も協力しようと思い、異なる大学ではあったものの、同じ上京組として大学時代まで交流があったM子に久しぶりにメッセージを送りました。無事につながり、彼女は同窓会に参加したいと言うので、私はY子にM子の連絡先を伝えました。

 

その後、M子とは近況を軽く報告し合う流れに。M子は大学卒業後、地元に戻り父親の会社で働いているとのこと。私は東京で就職し、学生時代から交際していた相手と結婚したことを伝えました。

 

すると、「え、結婚したの?」と少々トゲのある返事が返ってきて……。

 

突然の夫、略奪宣言!?

どういう意図で「結婚したの?」と聞いてきたのか、何て返事をしたらいいか考えてしまっていると、M子から「それってバレーをしていた人?」というメッセージが続けて届きました。

 

夫が学生時代にバレーボールをしていたのは事実ですが、高校の同級生であるM子がそれを知っている理由が思い当たりません。「そうだよ」とだけ返すと、さらに、彼女から驚きの言葉が。

 

「ずっと狙っていたのに奪われた気分。同窓会で彼を取り返すから」と。

 

突拍子もない宣言に私は呆然。どういうことかと理由を聞こうとしても聞く耳を持ってもらえず、連絡は途切れてしまいました。

 

とはいえ、夫が同窓会に出席する予定はありません。根拠のない思い込みだろうと思い、静観するほかありませんでした。

 

誤解から始まった騒動

同窓会の翌日、M子から「あなたに勝った」という謎の連絡が届きました。問い返すと、前日の同窓会で、私の夫を“お持ち帰り”したと言うのです。

 

「何か勘違いをしていると思う。私の夫はたしかに学生時代バレーボール部だったけど、大学時代の同級生。そもそも私たちと高校は違うから、高校時代の同窓会に行くはずがない」

 

「そして、私も予定があって、同窓会には行っていない」

 

と冷静に伝えると、「は? そんなことないでしょ。あんたとあんたの夫が話しているところを見たんだから」とM子。

 

この言葉に、私はハッとある人物の顔が浮かびました。それは、同窓会に参加した、同い年である私のいとこです。外見や雰囲気が私と似ているため、学生時代から何度か間違われることがありました。いとこは高校時代、女子バレー部に所属しており、男子バレー部の人たちとはもちろん交流があったはず。

 

つまり……M子は、同窓会でいとこを「私」だと誤解し、いとこと話していた男子バレー部の人を「私の夫」と勘違いしたということ。M子が“お持ち帰り”したのは、「男子バレー部のキャプテン」とのことで……それは、同窓会の幹事であるY子の夫です。

 

私は急いで、いとことY子へ連絡し、事情を説明しました。

 

勘違い女の末路

しばらくして、いとこからは、「同窓会でM子から話しかけられなかったものの、すごく睨まれていた」「男子バレー部のキャプテンであり、Y子の夫と会話をした」という話が聞け、Y子からは「夫がM子と浮気した証拠を確認した」と連絡がありました。

 

Y子に聞いたところ、Y子の夫はM子に迫られ、お酒の勢いもあって関係を持ってしまったとのこと……。

 

地方は噂が広まるのが早く、M子とY子の夫の件は瞬く間に広がったようです。そして気まずくなったのか、M子は地元を離れたとのこと。私のもとへ「助けてほしい」という内容の連絡が断続的に届きましたが、私は関わらないと決め、連絡は返していません。

 

今回の一件は、思い込みと誤解が重なれば、どれほど周囲を巻き込んでしまうのかを実感する出来事となりました。私の生活に直接的な影響はなかったものの、思い込みひとつでこんなにも人を巻き込んでしまうのだと、身にしみた出来事となりました。

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 

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