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「200円しか渡してないのになぜ!?」帰宅した息子の手には高級アイス…!→「実はね…」息子の言葉に顔面蒼白

息子が小学校4年生のときのことです。 200円を渡して送り出したはずが、帰ってきた彼の手にはなぜか380円の高級アイスが握られていました。「足りない分はどうしたの?」と問い詰めて判明した、小学生男子の予期せぬ行動に冷や汗をかいたお話です。

 

足りないお金はどうしたの!?

ある日、子どもが「アイスを買いに行ってくる!」と言うので、私はお財布から200円を渡しました。一人で行くのなら、近所のコンビニで買うのだろうと思い、特に気にも留めずに送り出したのです。

 

ところが、帰ってきた子どもに「どこで買ったの?」と聞くと、まさかの答え。「駅前のアイス屋さん!」。手にはロゴ入りの紙が巻かれた、大きなコーンのアイスが握られています。値段を聞くと、なんと380円。

 

 

「どういうこと? お金足りないじゃない!」と問い詰めると、意外な経緯がわかりました。コンビニへ向かう途中でバッタリ友だちに会い、誘われるまま一緒にお店へ行ったそうです。当然、200円では足りません。すると、そのお友だちが不足分を出してくれたと言うのです。

 

私の中では、アイスといえば100円台が当たり前。その専門店のアイスなんて、特別な日のお楽しみのはずです。そして、本来なら、手持ちのお金が足りなければ買うのを諦めるのが筋。その場の雰囲気に流されて、「友だちに払ってもらってまで買う」という判断を、わが子がしてしまったことにショックを受けました。「お金の貸し借りはダメ」と伝えていたのに、まだきちんと理解できていなかったのだと気づいたのです。

 

「お金の貸し借りはトラブルの元だから絶対ダメ」。そう伝えていたつもりでしたが、子どもにとっては「貸し借り」ではなく「友だちが好意で出してくれた」という認識だったのでしょう。奢ってもらうことへの抵抗感が、まだ育っていなかったのかもしれません。すぐにそのお友だちのお母さんに連絡を入れ事情を説明し、立て替えてもらった分をお返しすることにしました。幸い、先方も快く受け入れてくださり、大きなトラブルには至りませんでした。

 

 

子どもの行動範囲を甘く見ていた私もうっかりしていました。でも今回の一件は、親子でお金の使い方や友だち付き合いのルールをじっくり話し合う良いきっかけになりました。


子どもの世界はどんどん広がり、親の目が届かない場面も増えていくのだと痛感した私。だからこそ、お金のこと、人との関わり方のことなど、大切なマナーは、日ごろからコツコツ伝えていかなければと、改めて感じた出来事でした。

 

著者:島田紗江/40代女性/小1娘、小6息子、中2娘を育てる母。老人福祉施設で調理補助のパートタイマー勤務をしている

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年10月)

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