

待ち合わせ時間を過ぎても現れない彼……。メールも返事はこないし、電話もつながりません。「もしかして、事故に遭ったとか……!?」と不安になりながらも、身動きが取れず、1時間ほど待っていたころ、彼から着信が!
慌てて出ると、彼は開口一番、「今駅前のパチ屋にいてさ! 確変入っちゃって! こっち来てくれない!?」とのこと。いろいろツッコミたいことがありつつも、彼に言われた通りにパチンコ屋さんに行くと、彼は台と睨めっこ中。「ごめんごめん、すぐ終わるから待ってて」と言われ、横でぼーっと立って見ていたら、店員さんが気を利かせて椅子を持ってきてくれました。
このときの私は、ただただ「私ってなんなの?」「彼女とのデートよりもパチンコのほうが大事だったの?」と寂しいやらがっかりやら……複雑な気持ちになった出来事でした。
この彼氏とはそのまま付き合い続け……彼が浮気をして別れるまで、約4年一緒に過ごしました。思えば4年間、彼から「大事にされている」と思うことは少なかったように思います。あのデートのとき、彼に抱いた気持ちから目を背けずに区切りをつけていれば、貴重な20代の4年を無駄にしなかったのかも……なんて思ってしまいます。
著者:田村薫/30代女性・男の子の子育て奮闘中。体力おばけで毎日へとへと。
作画:ふるみ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)
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