記事サムネイル画像

鉄球と羽、同時に落としたらどっちが先に地面に落ちる?【間違えたら恥ずかしい…!】

​学校の授業で習ったはずなのに、いざ思い出そうとすると「あれ、どうだっけ?」っていうこと、よくありますよね。

今回は、そんな理科のクイズを出題!果たして、真空状態で鉄球と羽を同じ高さから同時に落としたら、どちらが先に地面に落ちるでしょうか?

 

鉄球と羽、先に地面に落ちるのはどっち?

鉄球と羽、先に地面に落ちるのはどっち?

 

2つの物体を用意します。

 

①鉄球
②羽

 

真空状態で、これらを同じ高さから同時に落としたとき、先に地面に落ちるのはどっち?

 

鉄球と羽、先に地面に落ちるのはどっち?

 

正解は…

鉄球と羽、先に地面に落ちるのはどっち?

 

「どちらも同時に地面に落ちる」が正解でした!

 

重い鉄球も軽い羽も、真空状態では全く同じタイミングで地面に落ちます。

 

なぜ同時に落ちるの?

つい「重い鉄球の方が先に落ちる(羽はふわふわ落ちる)」と思ってしまいますが、それは私たちが普段「空気」の中で暮らしているからです。

 

真空では「空気抵抗」がない

普段、羽がゆっくり落ちるのは、羽が空気の抵抗をパラシュートのように大きく受けてしまうから。 しかし、今回の条件は「真空」です。空気抵抗がゼロの世界では、ボウリングの球も、羽も、紙切れも、すべて邪魔されずにストンと落ちます。

 

重さと「動かしにくさ」の関係

ここが少し難しい物理の話ですが、実は以下の2つの力がうまく打ち消し合っています。

 

・重力: 地球は、重いものほど「強く」引っ張ります。(鉄球有利)
・慣性(かんせい): 重いものほど「動き出しにくい」性質があります。(鉄球不利)

 

重い鉄球は、強く引っ張られるけれど、動き出すのに大きな力が必要。軽い羽は、引っ張る力は弱いけれど、サッと動き出せる。 結果として、「落ちるスピード(加速度)」は、重さに関係なくみんな一緒になるのです。

 

これを「自由落下」といい、あのガリレオ・ガリレイが発見した有名な法則です。

 

【豆知識】月面で実験した人がいる!

「理屈はわかるけど、本当に?」と思った方。実はこれ、月の上で実証されています。

 

1971年にアポロ15号の宇宙飛行士デビッド・スコットが月面で、ハンマーとハヤブサの羽根を同時に落とす実験を行いました。月には空気がほとんどないため、2つの物体はピッタリ同時に月面に着地。この映像は世界中に衝撃を与え、今でも科学の教科書で紹介されています。

 

物体の落下法則は中学校で学習する内容。子どもに質問されたときにサッと答えられたら、ちょっとカッコいいかもしれませんね!

 

果たして、正解がわかったでしょうか?もし間違えた場合はこの機会に覚えて、クイズとしてまわりに出題してみてくださいね!

 

りんごのイラスト/タワシ

 

※一部、AI生成画像を使用しています。

 

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
  • \ この記事にいいね!しよう /
    シェアする

    • コメントがありません

    この記事の著者
    著者プロファイル

    ライターベビーカレンダー/ライフスタイル班

    忙しさに追われる日々でも、「すぐ役立つ」「ちょっとでも楽しい気分になれる」情報を厳選。話題のレシピやグルメ、人気のショップ情報、ファッション、インテリア・収納、節約・マネーなど、くらしに関する全てのジャンルのトレンドと役立つノウハウをお届けします!

    同じ著者の連載

    新着記事が配信されたら、メールやプッシュ通知でお知らせ!
  • 気になる記事をまとめ読み

    人気連載

    新着連載

    連載完結

    もっと見る

    注目記事を探す

    人気記事ランキング

    アクセスランキング
    コメントランキング

    お得な無料キャンペーン

    暮らしの新着記事

  • PICKUP