最初は冗談で言っているのかと思った
彼とデートをしていたときです。私が自然に彼の横を歩いていると……突然、彼が「女が男の横を歩くな。下がれ」と言ったのです。最初は冗談だと思い、軽く反応しましたが、彼は終始真顔。そして「女は男を立てるのが礼儀だ」と冷たく言い切って……。彼の雰囲気に圧倒されその場では彼の言葉に従ったものの、心の中にはしっかりモヤモヤが残りました。
そして後日、「女は家庭に入るのが幸せだ」と言われたとき、彼との価値観の違いをはっきりと感じ、彼との別れを意識するようになりました。ただ、彼が変わってくれたら……という思いもあり、「その価値観では、今後一緒にいるのは不安」ということ、別れも考えているということを告げ、彼とは何度か話し合いをしました。
しかし、彼の中の「男性がリードするのが当然」「女性は家庭に入るもの、一歩引いて男性を立てるもの」という考えは変わらず……。今後一緒にいる人とは、対等な関係を築きたいと思っていた私は、彼と別れることを選びました。
さまざまな考え方が尊重される時代、彼のような考え、そして「自分の考えは絶対に変えられない」という方もいるのだと、ある意味ひとつ学びとなった出来事です。
彼との別れのあと、「男だから」「女だから」という考えではなく、対等な関係を築けるパートナーと出会い、今のところは不安に思うことなくパートナーと過ごせています。
著者:神田千尋/20代女性・事務職に就く社会人。趣味は旅行とランニング。好きな食べ物はカレー。
イラスト:Ru
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)
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