記事サムネイル画像

ママ友「子ども預かるくらいしてよ!私休めないじゃん」はぁ?理不尽な要求ばかりのママに対して夫が…

子どもたちが通う保育園で、初めて仲良くなれたママ友Aとの関係をうれしく思っていた私。しかし何気ないひと言から、文句がたくさん書かれた長文メールが届いて呆然とします。根も葉もない噂も流されるほどになり憂うつになっていましたが、夫のアドバイスで付き合い方を変えてみると……。

 

ママ友に一方的に責められた挙句…

私と夫は39歳。6歳の長男、4歳の長女、2歳の次男との5人暮らしです。子どもたちが通う保育園にはもともと知り合いのママはいませんでしたが、あるママAと、送迎時や行事でのちょっとした会話をきっかけに仲良くなりました。保育園や公園で会えば、「子どものイヤイヤ期が大変で……」「聞いてよ、昨日夫がさ……」と子どものことや夫の愚痴なども、お互い気軽に話すようになり、私は初めてママ友ができたことをうれしく思っていたのです。

 

ある朝、保育園に子どもを送ったとき、いつもキレイめな服装のAがカジュアルな服を着ていたので、「今日はいつもと雰囲気ちがうね」と声をかけました。Aは「そうかな~」と返しましたが、忙しい時間だったためその後は会話せず、私たちはそれぞれ保育園をあとにします。

 

 

ところがその夜、子どもたちと遊んでいると、Aからメールが届きました。「せっかく新しい服を着ていってたのに『似合ってる』と言ってくれなくてショックだった」とあり、さらに「あなたは前からいつも私に嫌な言い方をする……」ともう1通長文のメールが来たのです。

 

「前に子どものイヤイヤで悩んでたときは、いつかは終わるし頑張ろうよって言ってたけど、ちがうよね? ここは、子ども少し預かってあげるからリフレッシュしてきなよって言ってくれないと、私休めないよね? 私だけが頑張ればいいって感じでひどいよ。ほかにも、この前はいてた靴を、『おしゃれで私はもったいなくてなかなかはけない』って言われたけど、公園にはそぐわないって言いたかったんでしょ?」などと書かれています。しかし、どれも私にはそんなつもりはなく、驚きました。私は「そんなつもりはなかったけど、もしそう感じたならごめんね」と返信しましたが、Aからの返事は来ません。寝る前に何度もメールを読み返しては、ショックでなかなか寝付けませんでした。

 

 

するとその日を境に、Aとはあいさつも交わせなくなり、避けられるようになりました。それだけでなく、ほかの子のパパとあいさつをするだけで、Aから「あの人はすぐに甘い声を出して誘惑してくるから近づかないほうがいい」といった、よくない噂を流されるようになり、保育園の送迎や公園に行くことが息苦しくなってしまいました。

 

悩んだ末に夫に相談すると、あっさり「そういう人とは、無理に付き合うことないよ。放っておけばいい」と言う夫。「ママ同士が友だちにならなくても、子どもは仲良くできるんだし」と続けられ、私は「ママ友は無理に作る必要はない」と考えられるようになりました。

 

その後は、保育園の保護者たちと送迎時のあいさつは交わすものの深入りはせず、家族や保育園ママ以外の友人との時間で気持ちを整え、公園にも気軽に出かけられるように。

 

穏やかに過ごし始めたころ、Aから「私はあなたをこんなにお友だちだと思ってるのに、どうして最近そっけない態度なの!?」とメールが届きびっくりしました。私は「これは再び親しくするとよくないかも……」と思い、「そんなことないよ、最近子どもの習い事で忙しくて、気をつけるね」とだけ返信。それ以上相手にしないようにしていたら、ある日突然「Bちゃんママと仲よくなったので、あなたとはお別れすることにしました。さようなら」というメールを最後に、メールも来なくなったのでした。

 

 

そのメールを読んだとき、私は驚きよりも先に、重い荷物をおろしたような安堵感を覚えました。今では、無理に人に合わせることなく、子どもたちと穏やかに過ごせる毎日になり、あのとき、コロコロと態度が変わるママ友と再び仲よくしなくてよかったと思っています。

 

Aとの付き合い方を変えてから、「もっと仲よくできるようにすべきだったのか」と考えることもありましたが、誰もかれもと深く仲よくなる必要はないと自分に言い聞かせるうちに、少しずつ気持ちは落ち着いてきました。Aを傷つけてしまったことについては申し訳ないと思う気持ちはありますが、勝手に嘘の噂を流したり、はたまた「友だちなのに」と近づいたり、「さようなら」と言ってきたりと、他人の心を乱すような人と、距離を置けてよかったです。Aを反面教師に、気分で態度を変えることなく、自分の発言には責任を持つとともに、自分の心を守りながら人間関係を築いていこうと決めた出来事でした。
 

 

著者:菅田希美/30代・ライター。発達がのんびりな6歳の長男と大人びた発言をする4歳の長女、マイペースな2歳の次男を育てるママ。仕事と家事育児に追われ発狂しそうになりながらも「まぁいいか」の精神でなんとか毎日を切り抜けている。

作画:yoichigo

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年9月)

 

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
  • \ この記事にいいね!しよう /
    シェアする

    • コメントがありません

  • 気になる記事をまとめ読み

    人気連載

    新着連載

    連載完結

    もっと見る

    注目記事を探す

    人気記事ランキング

    アクセスランキング
    コメントランキング

    お得な無料キャンペーン

    ママトピの新着記事

  • PICKUP