「若くてかわいい後輩と付き合う」3年記念日にフラれた私。予約した店にひとりで行くと…人生が激変！？

私は、同い年の彼氏とお互いに結婚を意識していました。私の両親も首を長くして結婚報告を待っていたよう。

 

けれども、彼に対して不満もあり……。彼は時間にルーズで、デートはいつも遅刻してくるのでした。そのため私は、「来月の交際3年記念日は遅刻しないでよね！」と念押し。実は、記念日に彼は高級レストランを予約してくれ、プロポーズすることをほのめかされていたのです。

 

ただ、普段の生活では結婚についての話はまったくなく……。不安になりながらも、私はプロポーズを待つことにしたのでした。

 

そして迎えた記念日当日。私が「もうすぐお店に着くよ！」と彼に連絡すると、すぐに返信がきました。しかし、内容は「ごめん。プロポーズするつもりだったけどなしで！ お前より若くてかわいい会社の後輩と付き合うことにした」「お別れ記念に予約したレストランはお前に譲ってやるよ。支払いはご自分でどうぞ」というものだったのです。

 

自分勝手な内容に私は唖然とし、自宅に帰ろうとしたものの、ずっと行ってみたかったレストランだったため、「おいしいものを食べて元気を出そう」と、ひとりで行くことにしました。

 

レストランに到着すると、周りはカップルや家族連ればかり。私が孤独を感じていると、どこからともなく女の子が近づいてきました。そして、「お姉さんひとりなの？ こっちで一緒に食べよう！」と言うのです。

 

私は戸惑いながらも女の子に付いて行くと、そこには私より少し年上と思われる男性が。「どこかで見たことがある気がする……」と思っていると、男性に「お久しぶりです。B男です」と言われ、私は思い出しました。その男性は、私の父の元部下で、数年前に会ったことがあったのです。

 

女の子はB男さんの子どものA子ちゃんで、B男さんが私のことを「知っている人がいる」と見ていたところ、A子ちゃんが勝手に私に声をかけに行ってしまったそう。なお、B男さんは数年前に妻と死別し、ひとりでA子ちゃんを育てているとのことでした。

 

せっかくなので、私はB男さんとA子ちゃんと一緒に食事をすることにしました。そして、仕事の話題になると、B男さんから「僕の会社に転職しませんか？」との提案が。どうやら、彼の会社は海外進出を目指しており、英語が得意な人材を探しているそう。

 

彼氏にフラれ傷心中の私でしたが、気分を変えて新たなことに挑みたい心境だったので、数日後、勤めていた会社に辞表を提出。そして、B男さんの会社で働くことになったのでした。

それから3年後のある日、とある企業と商談をすることに。その会社は元カレの勤め先だったので、私は少し嫌な予感がしましたが……見事的中。会社に到着した直後、私は元カレと会ってしまったのです。

 

私の顔を見るなり、元カレはニヤニヤしながら「契約してくれたら、また付き合ってやってもいいぞ？ ただ、俺は結婚してるから不倫相手ってことで！」と発言。私はすぐに、「あなたに未練なんてあるわけないでしょ！」と否定しましたが、元カレは「素直になれよ〜」と私の手を掴んできました。

 

困っていると、「お待たせ」と言いながらB男さんが登場。すぐに状況を把握し、「彼女は僕の妻だよ！ 君に未練があるわけないだろ」と怒りました。実は、ビジネス以外でも意気投合した私たちは、結婚したのです。

 

そんな中、元カレの上司も到着し、B男さんは「この男性から、うちの社員であり妻がセクハラを受けました」と報告。元カレは上司からこっぴどく叱られていました。

 

元カレと再会したことで、改めて「こんなひどい男ではなく、B男さんと結婚してよかった」と思った私。これからも、家族3人で幸せに生活していきたいです。

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 

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