彼から語られた「別れの理由」は
大学2年生のとき、付き合って半年になる彼と初めてデートで遠出をしました。いつもとは異なるデートで、楽しい時間を過ごして満足していた私。しかし、帰り道でのこと。
突然彼が「正直に言うと、君の考え方が合わないところがある」と切り出したのです。最初は冗談だと思って笑ってしまいましたが、彼は真剣な表情で「お互いの将来も考えて、別れたほうがいい」と続けました。
彼の中で、私とは将来の価値観や生活スタイルが違うとのこと。私の性格を否定するものではないと言ってくれましたが、私は突然の話に頭が真っ白に。その場では涙すら出ませんでした。ただ、彼の真剣さから、「これは受け止めるしかないのだ」と実感させられて……。
帰宅後、ひとりで考える中で、たしかに彼とは価値観の相違を感じるところがあったなと感じました。ただ、彼がそこまで深く考えていたとは思わなかったです。
じわじわとショックな気持ちもわいてきたものの、時間が経つにつれて彼の言葉の意味を理解すると、悔しさよりも「大切なことを学んだ」という気持ちに。一緒に過ごすうえで価値観の相違はとても大事なことなのだと気づかされた、そんな別れでした。
著者：竹入美幸／30代女性・2人の子どもと夫の4人暮らしのママ。最近の趣味は編み物をすること。
イラスト：ふー
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています（回答時期：2025年10月）
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