

子どもとの日常をSNSに投稿
私は、日々の記録や仲の良いママ友との情報共有のために、よくSNSを利用しています。小学1年生の長男の学校での出来事や、クスッと笑えるおもしろエピソード、時には育児の悩みを打ち明ける場でもあります。
しかし最近、私の投稿に対して、少し踏み込みすぎたアドバイスをくれるママさんの存在が気になっていました。
エスカレートするDMの内容に困惑
そのママさんは、長男の幼稚園時代の同級生のママで、下の子同士も同じ幼稚園に通っています。顔を合わせればあいさつをし、立ち話をする程度の関係です。
ある日、私は「2歳の次男が体調を崩してしまった。発表会が近い長男にうつりませんように」と、何気ない日常を投稿しました。すると、彼女から「幼稚園で感染症がはやっているから、それかもね!」とすぐにダイレクトメッセージが届いたのです。
流行中の病気について知れたのは助かりましたが、困ったのはその後。
「この病気ならこの薬が効くよ!」「うちは抗生剤に抵抗がないから、いつも使っているよ」など、まだ受診もしておらず病名も判明していないのに、次々と薬や病気の情報を送ってくるのです。
私は「ありがとうございます。参考にしますね!」と当たり障りのない返信をしてやり取りを終えましたが、後日受診したところ、結局は彼女が予想していたものとは別の病気でした。
ネガティブな情報も送らてきて…
彼女は子だくさんなママなので、良かれと思って経験に基づいた助言してくれているのだと思います。その気持ちはありがたいのですが、正直なところ戸惑うことも少なくありません。医療従事者ではないのに、わが子の症状だけを見て診断のようなことを言われても……と思ってしまうからです。
また、長男の学校での出来事を投稿した際には、彼女のお子さんが通う学校の話がメッセージで届きました。
「あの子(幼稚園の同級生)のママは小学校の先生だけど、うちの子にはすごく冷たくて……。いい人そうに見えるけど裏があるから気をつけて! あなたの子の先生になる可能性もあるからね」
このように、自分自身の主観に基づいた偏った情報を、アドバイスとして送ってくることもあるのです。
何事にも親身になってくれるのはうれしい反面、「お節介だな」と感じてしまうこともあります。自分の感情や経験のみで語るアドバイスは、時に相手を困らせてしまうもの。今回の出来事を通して、私自身も無意識に同じことをしていないか、十分に注意しようと心に決めた出来事でした。
著者:佐々木しおり/30代女性・主婦。2018年と2022年生まれの男の子のママ。長男とKPOPの推し活中。自然に囲まれながらの育児を楽しんでいる。
作画:ぐら子
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)