【暗算力&知識力】1から100までの素数は全部で何個?
あなたの計算力と数学の知識を試します。
100までの数字の中で、「素数(そすう)」は全部で何個あるでしょうか?
素数(Prime Number)の定義:「1」と「その数自身」の二つしか正の約数を持たない、2以上の整数のことです。
① 9個
② 25個
③ 55個
正解は……



正解は②の25個でした!
正しく数えられたでしょうか?
豆知識:素数を数える際の3つの注意点
素数を数える際に間違いやすいポイントは以下の3つです。
1. 素数ではない:「1」
素数の定義は「2以上の整数で、約数が1とその数自身の二つだけ」です。
「1」の約数は「1」の一つだけであり、約数が二つ必要という定義を満たしません。
したがって、素数を数えるときは必ず「2」から数え始めます。
2. 偶数で唯一の素数:「2」
素数は、基本的に奇数ですが、「2」だけは例外の偶数です。
「2」の約数は1と2の二つだけなので、素数の定義を満たします。
「3以上の偶数」はすべて「2」で割り切れてしまうため、素数ではありません。
3. 素数のリスト
(1~100)1から100までの25個の素数は以下の通りです。
2, 3, 5, 7, 11, 13, 17, 19, 23, 29, 31, 37, 41, 43, 47, 53, 59, 61, 67, 71, 73, 79, 83, 89, 97
素数を効率的に見つける方法
素数を一つ一つ見つけ出すのは大変ですが、古代ギリシャの数学者エラトステネスが考案した「ふるい(篩)にかける」方法を使えば、簡単に見つけることができます。
「1」を消す(素数ではないため)。
「2」を残し、2の倍数(4, 6, 8, ...)をすべて消す。
次に残った数字「3」を残し、3の倍数(6, 9, 12, ...)をすべて消す。
次に残った数字「5」を残し、5の倍数(10, 15, 20, ...)をすべて消す。
次に残った数字「7」を残し、7の倍数(14, ... 49, ...)をすべて消す。
これを、ふるいの範囲(今回は100)の平方根(ルート100= 10)以下の素数まで繰り返します。