香さんを尾行するようになり、本当は寂しいのに……と一方的な解釈を重ねていく悠馬さん。警察に声をかけられたことで邪魔された、もっと上手くやらないと……と考えるようになりました。
悠馬さんはコンビニで買い物をしますが、お金が足らないことに気づきます。ほかの客からの目線にイライラしながら、香さんと過ごした日々を思い返しました。香さんが過ごしている友人の家の前で、香さんも俺と同じ気持ちだと勘違いをするのでした。
警察の巡回が目に入った悠馬さんは、逃げるようにその場を立ち去ります。家に帰り、香さんの今までの行動は全部、香さんからの罰ゲームなのか……?と考えるように。香さんはこれまでのお返しをしているだけ?と結論を出した悠馬さんは、そういうことだったのかとひとりで納得しました。
普通の生活がしたい元妻につきまとうDV夫












香さんと接触した悠馬さん。一方的な気持ちを伝える悠馬さんに、香さんは困惑します。そんな香さんはお構いなしに、一緒に家に帰ろうと悠馬さんは近づきます。香さんのこっちに来ないで!という抵抗を聞き、通りすがりの人がざわつく事態に。悠馬さんは逃げるようにその場から去りました。
弁護士に普通の生活がしたいだけと相談する香さん。弁護士が家庭裁判所に確認し、接近禁止命令は数日以内に発令されると香さんに伝えました。接近禁止命令は違反すれば、刑事罰の対象になり、警察も対応してくれやすくなるという弁護士の説明を、香さんは素直に受け止めました。また、友人のアドバイスで、悠馬さんの両親に事情を話して協力してもらうことを決めました。
裁判所から書類が届いた悠馬さんは、香さんへの接近禁止命令が出たことを知ります。しかし、それでもまだ最後の試練が残ってたと考える悠馬さん。香さんから事情を聞いた悠馬さんの両親は、悠馬さんの様子を見に家へと向かいました。悲惨な状況になっている家の中から、悠馬さんが香さんの尾行をしていたメモを見つけた父は、香さんにすぐ警察に相談するよう知らせてあげなさいと母に言うのでした。
「本当は同じ気持ちのはず」「これは試練なんだ」といった悠馬さんの思い込みは、現実離れしています。香さんが専門家に相談し、友人のアドバイスを聞いたうえで義両親にも事情を話したことで、周りにもわかるように状況が可視化されていきました。
本当に自分の生活が危険だと感じたら、法的手段を検討するのもひとつ。自分の安心を最優先にした行動を大切にしたいですね。
※配偶者や元配偶者によるストーカー行為で被害に遭っている、または不安を感じている場合は、ひとりで抱え込まず、警察や専門の相談窓口に相談することも大切です。緊急時は110番、または各自治体のDV・ストーカー相談窓口をご利用ください。
【警察相談専用電話】
#9110:お近くの都道府県の警察本部の総合窓口につながります。(相談対応の時間は都道府県によって異なります。土日・祝日および時間外は24時間受付体制の一部の県警を除き、当直又は音声案内で対応します)
【みんなの人権110番】
0570-003-110:最寄りの法務局につながり、ストーカー行為といった様々な人権問題に関する相談に応じます。(受付時間:平日 午前8時30分~午後5時15分・全国共通となります)
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