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「羽つきなんてだめ!」希望のナプキンを買ってもらえなかった過去…母が強く拒否していた理由は

初潮を迎えた小学6年生から中学生まで、私は羽つきナプキンをあまり買ってもらえませんでした。私は経血量が多いタイプで、ナプキンがずれてしまいそうになっていたことが気になっていたので、どうしても羽つきがよかったのですが……。母に頼んでも買ってくれなかった理由とは……。

ナプキンがずれる!

初潮が始まってからすぐのころ。私は生理中、羽なしナプキンを使用していました。そのせいか、しょっちゅうナプキンがずれてしまい、経血が漏れて下着や服を汚してしまうことも多くあり……。経血漏れの悩みをずっと抱えていました。

 

そんな悩みを抱えたまま、私は中学生に。あるとき、保健室でナプキンを借りたのですが、それは羽つきナプキンでした。初めて使う羽つきナプキンに、私は「安定感がすごい!」と、感動を覚えました。ショーツにしっかりついているのでずれる心配がないと感じたのです。

 

そして、「これなら漏れの心配もないはず」と、私は母に羽つきナプキンを買ってもらいたいと、お願いしてみました。

 

だめなの!? どうして?

しかし、「羽つきのナプキン!? だめ!」と、なぜか母は拒否……。

 

頭ごなしに拒否され納得できなかった私が理由を聞くと……「花子は経血量が多いから、いっぱいナプキンを使うでしょ! 羽つきナプキンは高いんだよ!」と言われてしまいました。

 

私には弟が2人いるため、なにかとお金がかかってしまうでしょう。とはいえ、ずれやすい羽なしナプキンを使うのは私にとってストレスでもありました。このとき以降も何度かお願いしてみましたが、それでも買ってもらえず……。

 

ただ、私があまりにもしつこかったのか、一度だけ羽つきナプキンが値引きされていたときがあり、その際に買ってもらえたことがあります。その後、自分でナプキンを購入できるようになってからは羽つきナプキンを選ぶようにしています。

 

大人になってからわかった母の気持ち

当時は、羽つきナプキンを買ってくれない母に苛立ちを覚えていた私。しかし、今、私が母親になってみると、なんとなく母の気持ちもわかるのです。

 

生理用品にお金を使うのも大事かもしれないけれど、家計のために節約もしなければならない。子どものためにお金を使いたいけれど、使ってばかりだと家計が火の車になる……。羽つきナプキンは快適ですが、たしかに母の言う通り、経血量の多い私が使用するとかなり家計にダメージもあるでしょう。

 

まだ私の娘は生理がくる年齢ではありません。大きくなり娘に生理がきたときには、彼女に寄り添ってあげたいと思っています。私と同じ気持ちになってほしくないと思うのと同時に、家計の管理をしていた母のように、財布とも相談し、お互いがつらい気持ちにならないようにできたらいいなと考えています。

 

 

 

※経血にレバーのような塊が混じったり、ナプキンが1時間と持たないような場合には、婦人科の受診をおすすめいたします。

 

著者:花山花子/女性・主婦
イラスト:おんたま

 

監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

 

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