

私が20歳のころにお付き合いしていた、同じ職場のひとつ年下の男性は、カッコよくていわゆるモテ男。私がひと目惚れするのも無理なかったと思います。
そんな彼がある日、「車の運転免許を取りたい」と言い出しました。しばらく仕事を休み、免許合宿へ行くことに。彼が合宿に行っている間、私は彼が帰ってくるのを楽しみにしていました。
そして彼が合宿を終えて帰ってくる夜、私のもとに彼から電話がかかってきました。出ると、彼は泣いている様子で、「俺、浮気しちゃった……」とひと言。
あまりに突然で、頭が真っ白になりました。私は彼の帰りをねぎらおうと、ケーキを用意していました。そんな中で「浮気した」なんて言われると思っていなくて……。聞くと、彼は合宿で出会った女性と関係を持ってしまったとのこと。
私は「浮気する人は信じられない」と思っており、付き合う前から彼には「浮気をしたら別れる」と何度も伝えていました。だからこそ、その場で別れたいと告げると……。彼は、「こうでも(浮気)しなきゃ、仕事ばかりで構ってくれなかったでしょ」と、自分が浮気した理由を、私のせいにしてきたのです。彼からは「だから、別れたくない」と、別れを拒否されました。
最終的には半ば強引に別れることになり、私はその職場も辞め、彼とは一切の連絡を断ちました。彼と関係を続けていたらきっと幸せになれなかっただろうなと感じます。今振り返っても、あのとき自分を守る選択をしたことは間違っていなかったと思っています。
著者:佐藤恵/20代女性・新婚1年目の専業主婦。子どもはいない。趣味はYouTubeでの動画鑑賞。
作画:あさうえさい
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年7月)
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