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「今回は『特別に』許してあげます」見下し&嫌がらせ三昧のママ友から謝罪…立場逆転!仕返しした結果 #私たち仲良くできますか? 36

「私たち、仲良くできますか?」第36話。小学4年生の娘を育てるユズハさんは、隣町のダンススクールへ娘を通わせることに。そこで、ダンスの先生が娘と同じだというママ・カキエさん、モモさん、ミカさんの3人と知り合います。

モモさんとミカさんは思いやりや常識もあるいい人ですが、カキエさんは明らかに見下した態度で接してきて、いい印象はありません。とうとう我慢の限界を迎え、非常識な言動について迷惑だと伝えたユズハさん。しかし、迷惑な言動は相変わらず続き、無茶な要求を繰り返すように……。ユズハさんが要求を断ると「今後一切話しかけないで」と、カキエさんは激怒。

ユズハさんが、モモさんやミカさんにこれまでのことを打ち明けると、2人はビックリ。ミカさんとモモさんが、カキエさんの行いは「間違っている」と伝えますが、そこに娘のチエちゃんが現れてカキエさんに詰め寄ったことで、親子げんかにまで発展。さらに、この騒ぎを目撃した誰かによって匿名掲示板に書き込まれ、炎上。そして、カキエさんの夫にも知られてしまい、厳しい言葉をかけられたことで、ようやく自分の間違いに気づいたカキエさんは、チエちゃんに心から謝罪。そして、ユズハさんにも心から謝罪をしました。

 

子どもを巻き込むつもりはないので

カキエさんから謝罪のメッセージが突然届き、その変わりように驚いていたユズハさんですが、今後のことを考えると和解したほうがいいと思い、もう一度カキエさんに会ってみることにしました。

 

「このたびは、本当に申し訳ありませんでした!」

 

カキエさんは、夫とともに深々と頭を下げて謝罪の言葉を述べました。その後、なぜユズハさんにだけひどい態度をとったのか、自分であらためて考えてみたと、その理由を話してくれました。

 

カキエさんは、社会貢献もせず家にいて子育てをしているだけの状況がつらく「ずっと専業主婦でいることに劣等感を抱いていた」と言います。そんなとき、家にいながら仕事をしているユズハさんが現れたことで、劣等感がますます強くなり「自分の存在価値がないように思えて苦しかった」と本音を告白しました。

 

ユズハさんにひどい態度をとったのは、自分と同じように家にいて、仕事の傍らで育児をしているユズハさんよりも、自分のほうが上だと必死で思い込もうとしていたからだったと話し、あらためて謝罪したのです。

 

ユズハさんは、カキエさんの言葉に静かに耳を傾けていました。

仲良くできますか?/しろみ

仲良くできますか?/しろみ

仲良くできますか?/しろみ

 

仲良くできますか?/しろみ

仲良くできますか?/しろみ

仲良くできますか?/しろみ

 

仲良くできますか?/しろみ

仲良くできますか?/しろみ

仲良くできますか?/しろみ

 

仲良くできますか?/しろみ

 

 

「まずは謝ってくれてありがとうございます」

 

そう言って、ユズハさんが話し始めました。出会ったばかりなのに、自分だけを見下すような態度をとったカキエさんに対し「本当に気分が悪かった」と、正直な気持ちを伝え、自分もできた人間ではないと言い「今までのことを謝罪ひとつで無かったことにするのは難しい」と断言しました。しかし、その後に「私たちのゴタゴタに子どもを巻き込みたくはないんです」と付け加えたのです。

 

ユズハさんは、ダンススクールで言い合いになったあの日以来、カキエさんの娘・チエちゃんが落ち込んでいることを娘から聞いていて、気になっていたようです。ユズハさんの中では、これはあくまでも親同士の問題。そのため「いつまでも険悪なムードでいるつもりはない」と言い、「今回は『特別に』私がひとつ大人になって、カキエさんのことを許してあげますね」と、カキエさんに笑顔を見せました。

 

「え……?」

 

カキエさんは、ユズハさんの突然の上から目線な発言に戸惑い、思わず引きつった笑顔を浮かべたのでした。

 

◇ ◇ ◇

 

カキエさんのように、他人と自分を比べてしまうことは、誰にでもあるかもしれません。しかし、そのことに囚われすぎると心が疲れてしまったり、人間関係がぎくしゃくしてしまうことも……。大切なのは、自分らしさを大切にしながら、他人との違いを受け入れることかもしれませんね。

 

また、もし自分が間違ってしまったときは、素直に謝ることも大事です。謝罪には勇気がいりますが、それは新たな関係を築く一歩になるはずです。そして、相手を許すこともまた、相手のためだけでなく、自分自身が前に進むための大事なプロセスだといえます。許すことで、心が少し軽くなることもありますよね。

 

さらに、大人同士の問題が子どもに影響を与えないようにすることも、忘れてはいけません。親の言動や態度は、子どもにとって大きな影響を持つものです。だからこそ、冷静になって、子どもたちには安心できる環境を作ってあげたいものですよね。

 

人とぶつかることは避けられないこともありますが、改めてお互いに歩み寄ったり、自分の気持ちと向き合ったりすることで、少しずつでもよい関係を築いていけるとよいですね。

 

 

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    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターしろみ

    自身が経験した育児と家族のことや、知人の体験談をもとにマンガを描いています。著書に「なんでも横取りする妹が嫌い」(KADOKAWA)

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