こんにちは。保育士の中田馨です。赤ちゃんと一緒に遊ぶときに必須のアイテム、それはおもちゃ。そのおもちゃで気になるのがお手入れ方法です。
おもちゃを触ると、赤ちゃんはまずなめなめして、その感触を口で確認して遊びます。「なめたおもちゃをそのままにしておくのはやっぱりダメ?」「洗うと言っても、赤ちゃんが口に入れるから何を使えばいいのかわからない!」というママも多いと思います。
今回は、安心できてラクにおもちゃをお手入れする方法を見ていきますね。
おもちゃ別のラクチンお手入れ方法〈ぬいぐるみ〉
おもちゃと一言で言っても素材はさまざま。布、木、プラスティックとあります。まずはぬいぐるみのお手入れ方法からお伝えします。
ぬいぐるみのお手入れ方法(お湯で洗う)
ぬいぐるみは手洗いがカンタンです。まずは、水洗いしてもいい商品か確認しましょう。
<用意するもの>
・ぬるま湯 適量
・重曹 少々
<お手入れ方法>
ぬるま湯に重曹を溶かし、ぬいぐるみを入れて軽く押し洗いする。水気を切ってから3~4回すすぐ。バスタオルにくるみネットに入れて、15秒ほど洗濯機の脱水にかける。あとは天日干しをするだけ。
ぬいぐるみのお手入れ方法(塩でドライ洗い)
「塩で洗うの?」とびっくりするかもしれませんが、私はこの方法で子どもたちのぬいぐるみを洗っています。白いぬいぐるみは、きれいな白色が復活しますよ。
<用意するもの>
・ぬいぐるみが十分に入るビニール袋
・粗塩 少々
・掃除機
<お手入れ方法>
ビニール袋にぬいぐるみと塩を入れて、ビニール袋の口を閉じてフリフリする。1~2時間程度放置し、塩を払い落とし、残った塩は掃除機で吸い取る。
おもちゃ別のラクチンお手入れ方法〈木・プラスチック〉
次は木とプラスチックのおもちゃのお手入れ方法です。
木のおもちゃのお手入れ方法
木のおもちゃは肌触りが良く、赤ちゃんに与えたいおもちゃのひとつです。でも、赤ちゃんがなめたあとはどうすればいいでしょう? 濡れたままにしているとカビの原因にもなりかねないので、お手入れを習慣にしましょう。
<用意するもの>
布、タオル
<お手入れ方法>
日常の軽い汚れの場合は乾いた布でふき取ります。赤ちゃんがなめたような場合は、お湯で湿らせた布をかたく絞って拭きます。その後、直射日光が当たらない風通しの良い場所で自然乾燥させましょう。
プラスチックのおもちゃのお手入れ方法
プラスチックのおもちゃの日常のお手入れは、ぬるま湯につけ、硬く絞った布で汚れをふき取る程度でOKです。今回紹介するのはもっときちんと洗いたいときのラクに洗える方法です。
<用意するもの>
ぬるま湯 バケツ1杯分
中性洗剤 少々
<お手入れ方法>
バケツにぬるま湯をはり、中性洗剤を入れてからおもちゃを入れ、スポンジでこすって洗う。中性洗剤をしっかり洗い流し、直射日光が当たらない風通しの良い場所で自然乾燥させる。
アルコールで拭いても大丈夫?
「水ぶきでは何となく心配なときに、アルコールでおもちゃを拭いても大丈夫でしょうか?」とママたちに聞かれることがあります。結論から言いますと、基本的におもちゃは水ぶきでOKです。アルコールだと、赤ちゃんの肌がかぶれたりすることもあるので注意が必要になります。
赤ちゃんがおもちゃなどを口に入れ始める生後3カ月ごろから、おもちゃの衛生面が気になり始めます。菌に弱い赤ちゃんのおもちゃをしっかりお手入れすることはもちろん大切。でも、同時にさまざまなものを口に入れて免疫をつけていく時期でもあります。日々のカンタンなお手入れは、ママができる範囲で無理せずおこないましょう。