仕事と家事・育児、どちらが大変?
赤ちゃんのお世話は思った以上に大変で、うまくいかないことばかり。家に子どもと2人きりで、話し相手は夫だけでした。
ところが、その夫に弱音や愚痴をこぼすと、決まって返ってくるのは「俺のほうが大変だ」という言葉。夫は、家にいる私は休めていると思っていたのです。
一見すると十分に休めているようでも、実際はてんてこ舞いなのが子育てです。家族であう夫に理解してもらえないことが、どうしても納得できませんでした。
そこで私は、1日に自分がやっていることをすべて書き出してみることにしました。それも、かなり事細かに。
たとえば食事の片づけひとつでも、テーブルから食器を下げる、余ったおかずを保存容器に入れる、テーブルを拭く、ふきんを洗う、調味料を定位置に戻す、食器を洗う・すすぐ、食器用スポンジを洗う、コンロを拭く、シンクを洗う、生ごみを片づける、食器を乾かす・しまう……そんな些細な作業まで含めてすべて紙に書き出していくと、気づけば何十枚にもなっていました。そしてそれらを赤ちゃんのお世話で何度も中断されながらやっているのです。
書き出した用紙を夫に見せると、ようやく私の大変さが伝わったよう。それ以来、夫が「自分の方が大変だ」と言うことはなくなりました。
正直、書き出す作業はかなり大変でしたが、きちんと伝えてよかったと思っています。
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家事や育児の苦労は外から見えにくく、「家にいるからラク」「休めているはず」と思われがちです。しかし実際には、細かな作業やそのための段取りが重なり、常に気の張りつめた時間が続くことで、心も体も疲れてしまいます。特に育児は自分のペースで物事が進まず、精神的な負担を感じやすいものです。
そのような伝わりにくい負担も、目に見える形にすることで、初めて理解につながることがあります。そしてお互いの大変さを比べるのではなく、理解し合うための工夫を重ねることが、夫婦のすれ違いを減らすきっかけになるのかもしれませんね。
このお話は、ベビーカレンダー公式インフルエンサー「ベビカレメイト」のママと実施した座談会でお話しいただいた体験談です。
※AI生成画像を使用しています
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