1歳ごろから、自分で飲み物をコップから飲めるようになり、そして、自分でいろいろとやりたがるようになります。
うれしい成長ではありますが、ママとしては、飲み物をこぼしたり、遅かったりすると、ついイライラしてしまいがちではないでしょうか。特に、時間のないときだと、子どもは悪くないとわかっていても声を荒げてしまい、自己嫌悪に陥ってしまうことも。
そんな日常での子どもに対するイライラを鎮めて気持ちをラクにする方法を紹介します。
怒りのピークをやり過ごす
怒りのピークは6秒経てば静まっていくといわれています。
イラッ! ときたら、ゆっくり数を数えて6秒待ってみてください。その際、深呼吸をするのも効果的です。鼻から息を吸って口からゆっくり息を吐きましょう。イライラが静まっていくのを実感できるはずです。
子どもの件にかぎらず、普段からイライラしがちだと思われる方は、日常生活のなかで苛立つ瞬間に出会ったときに、一度時間をおく練習をするのもおすすめです。
一生懸命やっている様子を確認する
朝、幼稚園や保育園へ行く前に、自分でやりたがる着替えや靴の脱ぎ履き。自分でやらせると遅くて、つい「早くしなさい!」とイライラを子どもにぶつけてしまうことはないでしょうか。
でも、イライラをぶつける前に子どもの顔を見てみてください。真剣に一生懸命やっていませんか? 子どもの一生懸命やっている様子を観察しながら、怒りのピークの6秒をやり過ごしてもいいですね。
怒らずにほめる
子どもにイライラするとき、多くは子どもが悪いわけではなく、ママにとって都合が悪い状況であることがほとんどです。たとえば、あと5分で出かけないといけない状況だったり、こぼしたジュースの掃除をするのが面倒だったり。もし、時間があったら、掃除の手間を考えなかったら、子どもが自分で物事をやり遂げようとする素晴らしい事実がそこにあることに気づきます。
怒るのではなく、「ちゃんと自分でやってえらいね」とほめてみてください。子どもをほめることで、「どうしてできないの!」という気持ちから「成長している証!」というように、ママの考えの転換にもなります。
イライラしてしまうのは、人間の一つの発散の形なので、決して悪いことではありません。イライラした自分に対して自己嫌悪に陥り、さらにイライラが増してしまっては悪循環です。イライラしてしまったら、子どもに当たる前にまず6秒間おいてみてください。