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子守りを拒否する夫「育児はお前の仕事。要領よくやれ!」しかし飲み会から帰宅後、土下座!?一体何が

長女の小学校入学前、非協力的な夫のせいで学童の事前説明会に子どもを連れて参加することになりました。しかし帰宅後、お酒の匂いを漂わせた夫が、なぜか私に土下座して謝罪! その理由は……?

 

非協力的な夫にげんなり

長女が小学校入学を控えた昨年の秋、学童の事前説明会開催のお知らせが届きました。

 

開始時間は金曜日の18時半から。普段6歳の長女と4歳の次女を同じ保育園に預け、16時の勤務終了後にはすぐ私がお迎えに行かなければならないわが家では、親だけで参加するのが難しい時間帯です。

 

そんな折、日ごろは県外で単身赴任をしている夫が、たまたまその日に帰って来ることが判明。これ幸いと夫に事情を説明し、「もし早めに帰宅できるなら、子どもたちを自宅で見ていてくれる?」と頼んでみました。しかし、夫の返答はNO。「俺は忙しいんだよ。早く帰るなんて約束できないし、お前が子どもを連れて説明会に行けばいいだろ?」とまったく取り付く島もありませんでした。

 

私の両親も当日仕事があり、そもそも同じ県内でも離れて住んでいるので気軽に頼れません。その後も何度か夫に協力を頼みましたが、その度に「子育てはお前の仕事だろ!」「もっと要領よくできないのか?」と散々な言葉を浴びせられました。そこで仕方なく夫の言う通り学童へ連絡し、当日子連れで参加する許可を取ったのです。

 

 

そして、学童の事前説明会当日になりました。会場には子連れの姿はまったく見当たらず、子ども2人を連れた私は、周囲の保護者からの視線をひしひしと感じていました。長女は大人しく座っていたものの、次女は「まだ~?」「もう帰りたい」など次第に機嫌を損ね始め……。必死になだめつつ、肩身の狭い思いをしながらなんとか説明を聞き、終了後はそそくさと会場を後にしたのです。

 

帰宅して子どもたちを寝かしつけたあと、自分だけ子連れで参加してしまった罪悪感で落ち込んでいると、ようやく夫が帰ってきました。仕事が忙しいと言っていたはずの夫でしたが、その顔は赤く、明らかに息がお酒臭くて……。

 

「仕事が忙しいって私の頼みを断ったのに、飲んで帰ってきたの!?」と、私はつい声を荒げてしまいました。どうせ夫は悪びれもしないのだろうと思っていましたが、夫の返答は予想外のものでした。

 

 

「お前に任せきりにしてごめん。上司に言われて、俺が悪かったとわかった。反省している」と夫は今までに見たことのない真剣な顔つきで話し、土下座までしたのです。しかし、私は事情が呑み込ないため困惑するばかりでした。詳しく事情を聞いてみると、なんと仕事後に飲みに誘われた先で学童説明会の話を出し、「飲みになんて来ている場合じゃないだろう!」「もっと奥さんを手助けしてやれ!」と上司から叱責されたのだとか。さらに、同席していた同僚からも「俺は行ったよ。夫婦は助け合わないとな」と追い打ちをかけられ、顔も上げられないほど気まずい思いをしたそうです。

 

私からの言葉にはまったく耳を貸してくれなかった夫でしたが、同じ子を持つ親である上司や同僚からの言葉は胸に響いたようでした。それ以来、ほんの少し、夫が協力的になってくれたような気がします。

 

自分の言葉には聞く耳を持たない相手も、第三者の言葉なら素直に聞き入れてくれることがあるとわかったりました。これから夫にお願いするときは、諦めずに自分から声を掛けつつも、時には人に介入してもらうことも考えたいと思った出来事です。

 

 

著者:田村ゆい/30代・ライター。おしゃまな6歳とマイペースな3歳の姉妹を育てる母。夫が単身赴任中のため、毎日ワンオペで奮闘中。賑やかな娘たちと慌ただしい毎日を過ごしている。

作画:yoichigo

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年10月)

 

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