孫のひと言で凍り付いたリビング
夕食を終え、5歳の孫と遊んでいたときのことです。夫が「おじいちゃんと遊ぼうか」とやさしく声をかけると、孫は夫の顔をじっと見つめ、突然「おじいちゃん、シワシワで目が怖いね」と口にしました。
その瞬間、リビングの空気がピタッと止まったように感じました。夫は引きつった笑顔で「そんなこと言うなよ」と返すのが精いっぱい。私は慌てて「疲れているだけだよ」とフォローしましたが、孫は悪気のない様子で「本当のことだもん」と続けました。
その後の夫はあきらかに気にしている様子で、鏡を何度も確認したり顔を念入りに洗ったりと、落ち着かない様子がしばらく続きました。
夫に訪れた「変化」
しばらく経ったころ、夫はぽつりと「孫に言われて目が覚めたよ」と笑いながら話すようになりました。これまで外見や健康にあまり関心を持っていなかった夫が、突然スキンケアや体調管理に気を遣い始めたのです。
孫のひと言は、夫にとってショックではあったものの、自分を見つめ直す大きなきっかけになったようでした。
無邪気な言葉が気づかせてくれたこと
子どもの言葉には飾り気がなく、感じたままがそのまま出てきます。大人にとっては耳の痛い内容でも、悪意がない分、どこかまっすぐに刺さるところがあります。
今回の出来事も、孫の正直さが、夫にとって「気づき」のきっかけになり、私自身も改めて、家族との関わり方について考える時間になりました。
まとめ
あの日の孫のひと言は夫を落ち込ませもしましたが、その後の変化を見ると、結果的には前向きなきっかけにもなりました。家族と向き合うなかで、ふとした瞬間に気づかされることがあるという大切さを改めて感じた出来事でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:佐藤明美/50代女性・主婦。
イラスト:おんたま
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年11月)
シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!
シニアカレンダー編集部
「人生100年時代」を、自分らしく元気に過ごしたいと願うシニア世代に有益な情報を提供していきます!