深めのボウルを使おう!

飛び散りを防ぐ最初のポイントは、深めのボウルを使うこと。深さがあると、クリームが跳ねたとしてもボウルの壁につくだけなので、周りが汚れずに済みます。
ただ、「深いボウルなんて持ってません」という方もいるはず(私もです)。その場合は、家にある一番大きいものを使いましょう。
羽根を入れてからスイッチON

大きいボウルにクリームを入れたら、さっそく泡立てスタート!このとき、ハンドミキサーの羽根がクリームに浸かっている状態でスイッチを入れましょう。
「そんなの当たり前でしょうが!」と思うかもしれませんが、滅多にハンドミキサーを使わない方こそ結構やらかしがち。
ひさしぶりにスイッチを入れて動くかどうか確認して、そのままボウルに突っ込むとクリームが飛び散って大変なことになります。

ちなみに、泡立て終わって羽根を引き上げるときも飛び散りやすいので要注意!必ずスイッチをOFFにして、回転が完全に止まってからそっと引き上げてくださいね。
最初はゆっくり泡立てが鉄則

早く泡立てようと最初からハンドミキサーのスピードをMAXにしていませんか?
泡立てる前のクリームは、サラッとしていて一番飛び散りやすい状態。ここで高速にするとボウルの外に出てしまいます。
まずは低速でゆっくり空気を含ませるように混ぜ、とろみがついてきたら高速へ切り替えると良いとのこと。
「なんとなく高速の方が良さそう」と思っていたので、これは意外でした。もっと早く知りたかった……。
【番外編】泡立てやすい生クリームの選び方

ハンドミキサーの使い方だけでなく、生クリームの選び方も教えてもらいました。
みなさんは生クリームを買うとき、何を基準に選んでいますか?私は値段だけしか見てなかったのですが、実は乳脂肪分の量によって泡立てやすさが変わるのだとか。
実際にスーパーでチェックしてみると、パッケージに「35%」「47%」といった数字が書かれていました。

元パティシエのTさんいわく、35%前後のものは脂肪分が低いぶん泡立つのに時間がかかり、初心者には扱いが難しいそうです。
一方、42%程度の脂肪分が高めのものは、しっかりと泡立って味も濃厚。ショートケーキのデコレーションに最適です。
泡立てるのが苦手な方は、脂肪分が高いものを選んでみてくださいね。
お菓子作りのハードルが下がるかも?

元パティシエ直伝の方法でクリームを泡立ててみたところ、ボウルの周りがほとんど汚れませんでした!
お菓子作りが苦手な方でも、これなら挑戦できるはず。ぜひ試してみてください。