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「文句あるなら自分でして!」1日5回洗濯する母と衝突→後日、ポストに届いた驚愕の通知で事態一変!?

三姉妹の母である私は、第3子を出産した際、里帰りはせずに地方から母に来てもらい、自宅でサポートを受けることにしました。夫は仕事で多忙を極め、日頃からワンオペ状態だった私にとって、母の存在は心強いはずでした。
しかし、実際に生活を共にしてみると、家事のやり方の違いから思わぬすれ違いが起きてしまったのです。

効率重視の私 vs 几帳面な母

私はもともとざっくばらんな性格で、家事に関しても「いかに効率よく済ませるか」を最優先にするタイプ。洗濯物は家族全員分をまとめて1日1回で済ませるのが私の日常でした。

 

一方、母は私とは真逆で、とても几帳面なタイプ。母にとって、洗濯物をまとめて洗うのは考えられないことだったようです。

母は「色もの」「白いもの」「下着」「タオル」など細かく分け、1日に何度も何度も洗濯機を回します。

 

産後の体を気遣って家事を一手に引き受けてくれた母には心から感謝していましたが、朝から夕方まで何度も響く洗濯終了のブザー音を聞くたびに、私の心には小さなモヤモヤがたまっていきました。

 

 

ついに漏れてしまった本音…

その日も、すでに4回、5回と洗濯機が回っていました。日々の生活費をやりくりしている私としては、どうしても「水道代」が頭をよぎってしまいます。つい、独り言のような低めのトーンで本音が漏れてしまいました。

 

「……そんなに何度も回すと、ちょっと水道代が気になるなぁ」

 

その一言で、空気は一変しました。

「こっちは良かれと思ってやってるのに! 文句があるなら、自分でやればいいでしょ!」

 

母の鋭い一言に、私は返す言葉もありませんでした。

 

その後すぐ、疲れやストレスが重なったこともあってか、私は乳腺炎になって寝込んでしまいました。発熱と痛みで動けず、結局また母に頼りきりになるという、情けなさと申し訳なさでいっぱいの数日間を過ごすことになったのです。

 

水道局からの通知が、歩み寄りのきっかけに

そんな冷戦状態が続いていたある日、ポストに水道局からのお知らせが投函されていました。そこには「水の使用量が例年に比べて大変多くなっています。漏水の可能性はありませんか?」という驚きの内容が記されていました。

 

初めて見るその通知に、母も思わず目を丸くしていました。

「あら……。本当に、そんなに使っていたのね」

母は苦笑いしながらそう呟き、その日から「タオルと下着はまとめてもいいわね」と、洗濯の回数を少しずつ調整してくれるようになりました。

 

客観的な数字という事実を突きつけられたことで、母も自分のこだわりを少し緩めてくれ、私も母の丁寧さを尊重できるようになりました。

 

 

家事のやり方は、親子であっても性格によって大きく変わるものです。お互いの「正しい」が違っても、歩み寄るきっかけがあれば、自然と解決できるのだと実感しました。水道局からのあの通知は、私たち母娘がお互いのこだわりを少しずつ譲り合うための、ちょうどいいきっかけになった気がします。

 

 

著者:原口さくら/30代女性・主婦。3姉妹を育てる兼業主婦。好きな家事は料理。夫が多忙で毎日ワンオペ。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)

※AI生成画像を使用しています

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