祖父が亡くなり、叔父が暴走!?
祖父は生前から「財産はきょうだい3人で平等に分ける」と言っていたため、私の母と叔母は安心していました。遺言書はなく、相続人は母・叔母・叔父の3人でした。
しかし、いざ手続きを始めようとしたころ、叔父が勝手にひとりで不動産会社と連絡を取り、実家を「自分が相続する前提」で売却の相談を進めていたことが発覚したのです。
母と叔母が知らないまま、査定や売却に向けた段取りがほぼ決まりかけていたそうで、母たちは大きなショックを受けました。叔父は「長男である自分が実家を相続すべきだ」と考えていたようで、このような暴挙に出たそうです。
大事な実家を勝手に売却されそうになった母と叔母は、叔父を呼び出して話し合い。しかし、険悪な雰囲気になり、なかなか解決せず……。
そこで母は、どうしようと落ち込む叔母を励まし、冷静に司法書士さんや弁護士さんに相談。遺産分割の進め方や必要書類を整理してもらったのです。
そのうえで、改めて3人で遺産分割の話し合いをおこない、最終的には祖父が口にしていたとおり、実家は売却せず、3人の共有名義にしたうえで、管理や費用負担のルールも決めて、賃貸に出して、そのお金を平等に分けるという形に落ち着きました。
母が冷静だったことで、専門家へ相談し、最終的に平等な分配に落ち着きましたが、結局、叔父との関係は元には戻りませんでした。この経験から「相続のことは早めに話し合うべき」と強く感じています。私も兄弟がいるので、将来に備えて、元気なうちに話し合いのきっかけを作り、できるところから準備しておこうと思いました。
著者:秋田まい/30代・女性・会社員。ひとり娘を育てる母。時短勤務。
イラスト:大福
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)