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「使えている!」認知症が進み、電化製品にも至極弱い母が見せた進化とは #母の認知症介護日記 268

「母の認知症介護日記」第268話。アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。

母・あーちゃんは施設からひとりで自由に外出できません。その理由は、平たく言えば認知症だから。施設で暮らして3カ月経った今も、まだ最寄りのバス停の名前すら覚えられていない状態で、ひとりで外出すれば迷子になるのは目に見えています。しかし、あーちゃん自身はそうは思っていないらしく、ひとりで外出できない理由を「男の人に誘われて、ついていったら困る」と誰かに言われたからだと言い張っていました。もちろん、そんなことを言う人の心当たりはワフウフ姉妹にはありませんが、本人がそう思っているほうが幸せなら、それでいいんじゃないかとワフウフさん姉妹は思っていました。

先日、ワフウフさん姉妹が買い物をするためにコンビニのレジに並んでいたときのこと。後ろから、あーちゃんがお財布の中にお金が入っていないと騒いでいる声がしました。ワフウフさんが確認すると、手には飴を持っていて、それを買おうとしていたようです。普段、あーちゃんは最低限の現金しか持っていませんが、何度言ってもそれを覚えられず、今回も普通に飴を買うつもりだったのでしょう。糖尿病の血糖値の数値が高いので、飴は控えようと言って取り上げると落ち込んでいましたが、まだまだあーちゃんの人生は長いので、今の状態では「好きなものを食べて」とは言ってあげられず、ワフウフさんももどかしく感じています。

 

自分のものがわからないのは困る…

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

あーちゃんが施設で暮らすようになってから、ずっとくすぶっている洗濯問題。何度言っても、すべて施設に頼むことはせず、一部の洗濯物を頑なに自分で洗ってしまうのです。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

あーちゃんなりに言い訳もしています。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

そして、ちゃんと脱水もしているとのこと。たしかに、部屋干しの洗濯物はビショビショのときもあれば、わりと乾いているときもあるのです。

 

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

廊下には共用の洗濯機が設置してあるので、もしかしてそれを使っている……? と思って確認してみたところ……。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

認知症も進み、もともと電化製品には至極弱いあーちゃんが、慣れた手つきで操作をしていて……。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

ちゃんと使えていました……! これには、姉妹でビックリです。

 

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

ただ、自分のものと他人のものの区別がつかないあーちゃんは、もともと洗濯機に入っていた洗濯物も一緒に持ってきてしまいます。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

もちろん、あーちゃんに「他人のものを持ってきた」という意識はないのですが……。

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

他人の洗濯物を見つけたときは、速やかに施設に返すようにはしているものの、下着類はさすがに気まずいです……。

 

 

母の認知症介護日記/ワフウフ

 

洗濯機の操作を覚えられたことはうれしいけれど、新たな問題が出てきて頭が痛いです。

 

 

施設で暮らすようになってから、ずっと困っているのがあーちゃんの洗濯問題。何度も施設にすべて頼むように言っているのに、いまだに自分で洗っているものがあります。あーちゃんなりに言い訳をしており、ちゃんと脱水もしていると言います。たしかに、ビショビショのまま干されていることもあれば、わりと乾いていることもあるのです。

 

もともと、あーちゃんは電化製品にめっぽう弱いので、認知症が進んでいる今の状態で、廊下に設置してある共用の洗濯機を使いこなせるとは思っていなかったのですが、試しにあーちゃんに使い方を聞いてみると……。ピッピッと慣れた手つきで操作しながら説明していて、なんと正しく使いこなせていることがわかったのです……!

 

ただ、それを「すごい……!」と言ってあげられない困りごともあります。あーちゃんは、自分のものと他人のものの区別がつかないため、もともと洗濯機の中に入っていた洗濯物を、自分の洗濯物と一緒に持ってきてしまうのです……。もちろん悪気はありませんが、それで「あの人は手癖が悪い」なんて思われたらかわいそうなので、他人のものを見つけたら速やかに施設の方へ渡すようにはしています。ただ、誰かの下着が紛れ込んでいると、なんとなく気まずくて困ります……。

 

--------------

もう新たな記憶の定着は難しいと思っていましたが、ここにきて新しい洗濯機の使い方を覚えられたのはすごいですね。洗濯機は似たような形の操作ボタンが並んでいることも多く、時間や水量などの数字も表示されるので、数字が理解できなくなってきているあーちゃんが使いこなしているのは、正直ビックリです。まだ新しいことを覚えられるかもしれないという希望の光が見えてきたのは、うれしい驚きですね。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターワフウフ

    昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。 2023年4月、書籍「アルツフルデイズ 笑いと涙の認知症介護」発売。

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