施設で暮らすようになってから、ずっと悩まされているあーちゃんの洗濯問題。あーちゃんは廊下に設置された共用の洗濯機を使っていると言い張るので、ワフウフさん姉妹は半信半疑で実際に操作してみてほしいと伝えました。すると、機械が苦手なあーちゃんが見事に洗濯機を使いこなしていて、びっくり……! ただ、洗濯機は使えていても他人のものと自分のものの区別がつかないので、ワフウフさんは誰かの下着がまぎれていたときは、気まずくて困ってしまうのでした。
メモは増えても状況は変わらず…

長引くあーちゃんの洗濯物問題。先日も、見覚えのない買い物バッグを見つけたので、私も不安になってしまい……。


つい、あーちゃんに「人のものを持ってきちゃうことがあるから」と言ってしまいました。

あーちゃんは、ムキになって否定します。

そして、そのままなぜか話題が洗濯に移り「自分で洗濯なんかしたことない!」と宣言。

でも、そんなあーちゃんの前には、あーちゃん自身が洗ったカットソーがあるんですけど……。

これ以上あーちゃんを興奮させるといけないので、なんとかなだめました。

すると、あーちゃんは納得したのか「メモに書いておけば大丈夫」と、メモを書いて部屋に貼っていたのですが……。

部屋に貼っていたメモの中に「洗剤を買う」と書かれたメモを発見……! 自分で洗濯しないから、洗剤は必要ないと何度も言ったはずなのに……。

ちなみにピン留めも、もう買ったのに忘れちゃっているだけ。この調子だと、洗濯物問題はまだまだ続きそうで頭が痛いです。
あーちゃんは認知症ですが、暴れたり暴言を吐いたりすることはなく、穏やかでおとなしいタイプです。しかし、静かに頑固で納得がいかないことはムキになって反論してきます。先日も、あーちゃんの部屋で見覚えのない買い物バッグが入っていたので、つい「人のものを持ってきちゃうことがあるから」とあーちゃんに言ってしまったところ「絶対にそんなことしない!」と否定されてしまい、それが高じていつの間にか「自分で洗濯なんかしない!」と言い出しました。目の前には自分で洗ったカットソーがあるというのに……。
あまり興奮させてもいけないと思い、あーちゃんがそんなことをしないのは理解していること、間違いは誰にでもあることを話し「自分で洗わないで洗濯に出してね」とやさしく言うと、ようやく納得してくれました。そして「わかったわ! メモに書いておけば大丈夫だから!」とメモを書き出したのですが……。実は「自分で洗濯をしない!」というメモは、姉によってすでにあちこちに貼られています。でも、あーちゃんは自分の本意ではないことが書かれたメモはすぐにはがして隠してしまうのです……。
それでも、納得して自分が書いたメモを貼っておくほうがいいだろうと、本人の好きにさせたのですが、帰り際にいくつか貼られているメモのひとつを見て、私は目を見開きました。そこには「洗剤を買う」の文字が……。洗濯は自分でしないようにとあれだけ言ったのに……。この調子だと、あーちゃんとの洗濯物の攻防戦はまだまだ先が長そうです。
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あーちゃんの場合、自分が認知症であることを自覚していない上に行動についての記憶もないので、間違いを正そうとするのは簡単ではないはずです……。何度伝えても伝わらないのはもどかしいかもしれませんが、理解ができないのではなく理解したことを保持できていないだけなのだと、割り切って接することも必要かもしれませんね。
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