弟が兄の彼女を略奪!?
弟から「話があるから会いたい」と言われ、僕は久しぶりに実家に帰りました。すると、実家には両親と弟だけでなく、僕もよく知っているA子の姿が。そして、弟はとんでもない発言をしたのです。
「兄貴の彼女は俺がもらう。俺のほうが稼いでるし、顔もイケメンだしな」
僕は半年ほど前にA子を彼女として弟に紹介しており、そのときに2人は連絡先を交換。その後、恋人関係に発展したよう。僕は「えっ?」と動揺したものの、母は「こんなに若くてかわいいお嫁さんがきてくれるなんてうれしい! うちは兄より弟のほうが優秀だから、その選択は正解よ」とのこと。また、母の言いなりの父も「そうだな、それがいい」と深く頷きました。
「兄貴、俺に彼女を奪われて悔しいだろ。見返したければ、もっといい会社に就職しろよ」と笑う弟に、僕は冷静に告げました。
「A子は僕の彼女じゃないよ。俺の彼女は、今フランスに住んでいるんだよ」
全員が「えっ、どういうこと?」とびっくりし、弟は事態をのみ込めないようでした。
僕とA子は別れていて…
実は、A子と僕は2カ月ほど前に別れていたのです。A子は僕とケンカをすると1カ月以上も音信不通にするクセがあり、僕はそんな彼女に手を焼いていました。しかし、2カ月前にケンカをした日のこと、ついに僕は彼女と別れることを決意。いつものようにメッセージを返してこず電話にも出ないA子に、「明日までにメッセージを返してくれない場合、僕は君と別れる」と宣言し、連絡はこなかったため、そのまま別れたのでした。
ただ、A子はその宣言を本気だとは思っていなかったようで、彼女の中ではまだ僕と付き合っていることになっていた様子。そのため、弟は「兄の彼女を奪った」と思っていたのです。
僕から一通りの説明を聞いた弟とA子は、自分たちの勘違いに恥ずかしくなったのか、「そ、そういうことだってある」と赤面。場が静かになってしまったため、「ちなみに、僕の新しい彼女はB子という名前で、仕事の場で出会ったんだ。彼女もデザインの仕事をしていて、今はフランスに長期出張中。今後は2人でフランスに事務所を構える計画もしているんだ」と、僕は話しました。
弟とA子の末路
その後、弟はA子としばらく付き合っていたものの、彼女のわがままっぷりに散々振り回されたよう。「彼女と別れたいけど、なかなか別れてくれない」と、僕に電話で相談してきたことさえありました。ただ、僕が弟の相談に親身になってあげる義理はありません。「2人で話し合って解決しなよ。僕から奪うほど、彼女のことが好きだったんだろ」とだけ言って、電話を切ったのでした。
一方、僕とB子は遠距離ながらも順調そのもの。価値観の違いから口論になることもありますが、彼女はA子のように音信不通になることはありません。しっかり冷静に話し合いをし、その都度解決しています。
A子と別れB子と付き合ったのは正解でした。これからも2人で支え合っていきたいです。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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