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「あれのせいですね」消防署員が指さしたものにゾッ【消防車が何台も出動】わが家が発生源となった誤報の原因

実体験をもとにしたストーリーをお届けします。

いつもの夕方の日課をこなしていたある日。まさか、あんな大騒動になるなんて思ってもみませんでした。

平和な午後を切り裂く、不吉な警報音

 

あれは、ある冬の午後のことでした。洗濯物を畳みながら、「これが終わったら子どものお迎えに行こう」と、のんびり準備をしていたときです。

 

ジリリリリリリリ!!! 『火事です!火事です!火災が発生しました!』

 

突然、マンション全体を揺るがすような非常警報が鳴り響きました。一瞬、何の音か理解できず思考停止。次の瞬間、サーッと血の気が引いていくのが分かりました。

 

「え、火事?どこで!?」

 

頭の中は真っ白。でも、とにかく逃げなきゃ。震える手で財布とスマホだけを鷲掴みにしました。その時、ふと「万が一、電気がショートしたら大変」と思い、念の為、部屋の電気や家電のスイッチをすべて消して、慌ててエントランスへ飛び出しました。

 

ご近所さんも集まってきて「火事かな?」

 

外に出ると、すでに数人の住人の方が不安そうな顔で集まっていました。

 

「何かあったの?」「煙は見えないけど」「どこの部屋だろうね」

 

ざわざわとした空気が漂う中、遠くからウーウーというサイレンの音が近づいてきます。しかも一台ではありません。何台もの消防車が続々と到着し、マンションを取り囲んでいきます。

 

「うわ、けっこう大事になっちゃったな……」と、それでもどこか他人事のように眺めていた私。

 

消防隊員さんたちが慌ただしく建物内を確認していきますが、外から見る限り炎や煙は見当たりません。しばらくすると、「もう警報音も止まっているし、火災の痕跡もない。誤作動ではないか?」という空気が流れ始めました。

 

私の住むマンションには自動火災報知設備があり、異常があれば自動的に消防署へ通報されるシステム。当然、「どこの部屋の報知器が作動したか」も一発でわかります。

 

隊員さんが確認を終え、報告が入ります。「現在、自動火災報知設備の反応もないことから、火災ではないと思われます。念のため、報知設備が反応したお部屋を検分させていただきたいのですが……〇〇号室の方、いらっしゃいますか?」

 

え……?待って、〇〇号室って……。

 

「うちじゃん!!!!」

 

まさか。嘘でしょ。さっきまで家にいたけど、火なんてこれっぽっちも使っていないのに!
ご近所さんの視線が一斉に私に刺さる中、恐る恐る名乗り出ました。

 

現場検証で隊員さんが気づいた「ある家電」

「火の気はないはずなんですが……」そう伝えながら、消防隊員さんと一緒に部屋へ戻り、現場検証を行うことになりました。

 

私が避難する際にすべての電源を切ったため、部屋の中は静まり返っています。隊員さんは部屋を見渡し、天井の火災報知器をチェック。そして、その「真下」に置いてあるものを見て、私に尋ねました。

 

「今は止まっていますが……警報が鳴ったとき、あの加湿器をつけていましたか?」

 

ドキッとしました。
「あ、はい……。乾燥していたので、パワー全開でつけていました……」

 

「やっぱり。原因はおそらくそれですね」

 

隊員さんは納得したように、火災報知器と加湿器を指さしながら説明してくれました。「加湿器のミスト(霧)が濃いと、センサーが『煙』だと勘違いして反応してしまうことはよくあるんですよ。加湿器は報知器の真下に置かず、離して使ってくださいね」

 

その瞬間、膝から崩れ落ちそうになりました。火事じゃなかった安堵感と、「そんなことで消防車を何台も!?」という罪悪感。良かれと思ってつけていた加湿器のミストが、センサーには猛烈な煙に見えていたなんて……。

 

ご近所さんの優しさが沁みた日

火災ではないことが確定し、消防車は撤収していきました。私に残されたのは、“ご近所さんへの謝罪”という大仕事。

 

顔から火が出る思いで、会う人会う人に頭を下げて回りました。「すみません、うちの加湿器が原因でした……お騒がせしました……」

 

しかし、返ってきたのは意外にも温かい言葉でした。

 

「何もなくてよかったよ」
「加湿器で鳴るなんて知らなかった! 勉強になったわ」
「火事じゃなくて本当によかった」

 

責めるどころか、ホッとした表情で声をかけてくれる皆さん。その優しさに、申し訳なさと安堵で涙が出そうになりました。

 

不幸中の幸いだったのは、子どもがまだ幼稚園にいて不在だったこと。もし一緒にいたら、パニックになった子どもを連れてもっと大変なことになっていたでしょう。

 

あの日以来、加湿器の置き場所を変え、換気にも気をつけるようになりました。あのサイレンの音と、ご近所さんの優しい言葉は、私にとって一生忘れられない教訓になっています。

 

皆さんも、加湿器のミストの行方には、くれぐれもご注意くださいね……!

 

※AI生成画像を使用しています。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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