助けを求めてきた女性
その日は雨だったのですが、珍しくお客さんの数が多く、1人で店を経営する僕は「猫の手も借りたいくらい忙しい!」と思いながら必死に料理を作っていました。
すると、食堂の引き戸がそっと開かれ、視線をそちらに移すと、ずぶぬれの女性と2人の子どもが立っていたのです。
僕はタオルを持って彼女たちの元へ。すると女性は、驚きの発言をしました。
「お金は3日後に必ず払います。残り物でも構わないので、どうかこの子たちにごはんを食べさせてもらえませんか?」
聞くと、女性はA子さんという名前で、シングルマザーということもあり家計に余裕がないそう。3日後の給料日の前にどうしてもお金が足りなくなってしまい、たまたま見つけたこの店に寄ったとのことでした。
僕は「そういう事情なら、ぜひ、ごはんを食べてください! お代は結構なので」と返事。A子さんは、「ありがとうございます! でも、お金は必ず払います」と言うので、「では、お金の代わりに、皿洗いを少し手伝ってくれませんか?」と返しました。
A子さんの手際のよさに仰天
そして、僕はA子さんと子どもにオムライスを振る舞い、3人とも満面の笑みに。その後、彼女はお店を手伝ってくれたのですが、その手際の良さに僕はびっくりしました。すぐに皿を洗い終えると、自らお客さんの注文を取ってくれ……。さらに、配膳の際にはお客さんと笑顔で雑談をするなど、コミュニケーション力も高いのです。常連さんたちからは、「お姉さん、ここで働いてよ!」と言われるほど。
結局、子どもたちは店の上にある僕の部屋で寝て、A子さんは朝まで手伝ってくれたのでした。
店の片付けをしながら会話をしていると、A子さんの実家は居酒屋だったことが判明。小さいときからよくお手伝いをしていたそうで、僕は「だからこんなに慣れていたのか」と納得しました。
A子さん「ここで雇って…」
「A子さんがこの店で働いてくれたら、お客さんも増えるかもしれないなあ」と思いながら、僕は「今日はありがとうございました。またいつでも来てください」と言いました。すると、彼女は僕の心を読んだかのように、「お礼を言うのは私のほうです。あの……ここで雇ってもらえないでしょうか!」と発言したのです。
A子さんが勤めている会社は、とても忙しく子どもたちとの時間がなかなか取れないものの、給料は安く、ハラスメントまで横行しているのだとか。「それに私、今日お手伝いして、子どものころの夢を思い出したんです。料理でみんなを笑顔にするのが夢で……」との言葉を受けて、僕は二つ返事で「ぜひ、僕と一緒に働いてください!」と伝えました。
僕たちのその後
その後、A子さんは子どもたちと一緒に僕の隣の部屋に引っ越しをし、お店の従業員になってくれることに。僕の予想していた通り、彼女はお客さんたちからの評判がとてもよく、以前よりもお店は繁盛しています。
また、僕は一緒に仕事をするうちに、頑張り屋さんの彼女に惹かれていき……。子どもたちのこともあるので、すぐに告白することはできませんが、ゆっくりと関係を築いていければと思っています!
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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