突然知らされた、夫の東京転勤
ある日、パート帰りに偶然会った夫の同僚から、「ご主人、東京に転勤になるんですよね?」と声をかけられ、私は言葉を失いました。
帰宅後すぐに夫を問い詰めると、「ああ、それ? 言い忘れてた」と、驚くほど軽い反応。家族の生活に直結する話なのに、あまりにも無責任な態度でした。
さらに話を聞くと、東京の取引先に一定期間勤務するとのこと。しかも、転勤を希望したのは夫自身だったと知り、怒りは確信へと変わりました。
「家事を分担するのが嫌になったから、逃げたんじゃないの?」。そう感じても、否定する言葉すら返ってきませんでした。娘の環境や私の仕事を考えると同行は現実的ではなく、こうして夫は単身で東京へ行くことになりました。
友人のひと言から始まった“東京行き”
納得できない気持ちを東京の友人に打ち明けると、「それなら一度、様子を見に来たら?」と提案されました。
ちょうどパートの休みと土日が重なり、娘と1泊2日で東京へ。カフェで合流した友人が、知人のA子さんを紹介してくれました。
都会的で感じの良い女性で、会話も弾み、娘もすぐに懐いていました。まさかこの出会いが、後にあんな形でつながるとは、そのときは思いもしませんでした。
その日の夕方、夫の住むマンションを訪ねると、インターホン越しに「なんで来たんだよ!」と明らかに動揺した声。部屋に入ると、想像以上に整った室内で、1人暮らしを満喫している様子が伝わってきました。
「やればできるんだね」と声をかけると、夫は気まずそうに笑うだけ。この時点で、私の中の違和感は確信に近づいていました。
まさかの“隣人”という偶然
数週間後、再び娘と東京を訪れました。友人たちと合流すると、たまたま翌日がA子さんの誕生日だと判明。皆でサプライズでお祝いしようと盛り上がり、ケーキを買って彼女のマンションへ向かうことになったのです。
そこで目にしたのは、夫と同じマンション。しかも、部屋は隣同士でした。胸騒ぎを抑えながら、皆でケーキを手にA子さんの部屋の前へ。驚かせようと、息を潜めてインターホンを押そうとしたそのときでした。ドア越しに、聞き慣れた夫の声がはっきりと聞こえてきたのです。
「少し早いけど、A子ちゃん、おめでとう」
その瞬間、すべてがつながりました。私は外から夫に電話をかけました。明らかに動揺しながら、「今忙しい」「今日は話せない」と言い訳を重ねた末、突然こう言いだしたのです。
「生活費、しばらく送れない。収入が厳しくてさ」
私は感情を抑え、「そうなんだ、大変だね」とだけ答えました。その夜、娘と一緒に友人宅に泊まり、冷静に今後を考える時間を持ちました。
半年後に出した、私の結論
その後、専門家にも相談しながら状況を整理し、必要な確認を重ねました。話し合いの結果、夫の行動に問題があったことを前提に、離婚に向けて進むことを決断。
義両親も事態を理解し、調整に入ってくれました。最終的には、養育費や今後の生活について一定の取り決めがなされ、私と娘の生活基盤は守られました。
新しい生活と、守れた日常
現在、パートとして働いていた職場で正社員に登用され、実家で両親と娘と暮らしています。娘も無事に小学生になり、穏やかな日々を過ごしています。
夫の裏切りに傷ついたことは事実ですが、周囲の支えがあったからこそ、前を向くことができました。何より、娘が安心して暮らせる環境を守れたことに、後悔はありません。
過去は変えられませんが、未来は選べます。私はこれからも、娘と一緒に前向きに歩んでいくつもりです。
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夫の家族を顧みない行動が引き起こした結果でしたが、周囲の助けを得ながら、娘と自分の生活を守る選択ができて何よりでしたね。これからは娘とともに前向きに生きていってほしいですね。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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