体調不良で休職した私と、変わらない家事の分担
私も夫も高校教師で、勤務先が数年ごとに変わるため、家に早く帰れるほうが夕食の準備をし、片付けは2人で協力しておこなうのがわが家のスタイルでした。
しかし、私が体を悪くして休職した時期、買い物は私が担当していたものの、調理や片付けは以前と変わらず2人でおこなっていました。そんななか、夫の仕事が忙しい時期と重なり、少しずつ家の空気が張り詰めていきました。
突然の怒声と、壊れた壁
ある夜、夫が突然怒りを爆発させ、「家にいるんだから家事は全部君がすべきだ」と強い口調で言い放ちました。さらに、勢いのまま洗面所の壁を殴り、穴が開いてしまいました。普段は温厚な夫だけに、私は驚きで声も出ず、しばらく震えてしまうほどでした。
その夜は会話がないまま寝てしまい、翌朝、私は早朝に家を出て気持ちを落ち着かせようとし、彼が出勤するころを見計らって帰宅しました。いわば、プチ家出のようなものでした。
すれ違いのあとに見えた夫の思い
家に戻ると、朝ごはんが用意されていました。言葉は交わさなくても、夫なりに何かを伝えようとしているのだと感じましたが、1週間ほどぎくしゃくしたまま過ごしました。
週末、思い切って2人で外食に出かけ、「私もできることは頑張るけれど、壁に穴を空けたことはきちんと謝ってほしい」と伝えると、夫も落ち着いた様子で謝罪してくれました。そのひと言でようやく心がほどけ、今も夫婦でいられているのだと思います。
まとめ
長い結婚生活のなかでは、互いの負担や気持ちがすれ違うことがあります。今回の出来事を通して、感情がぶつかっても、あとから向き合い直すことで関係を修復できるのだと実感しました。言葉にすることの大切さを改めて考えるきっかけとなりました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:朝霞 礼/60代女性・会社員。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)
※一部、AI生成画像を使用しています
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