こんにちは。保育士の中田馨です。梅雨で雨がしとしと降る時期や、太陽の光が強い真夏はなかなか赤ちゃんと外に出ることができない時期でもあります。
おのずと室内で過ごすことが増える時期だからこそ、赤ちゃんと一緒に家の中でできる、体を動かす遊びを紹介します。
室内で体を動かす遊びをするときの注意点
まず、室内で体を動かして遊ぶときの注意点です。
・遊ぶためのスペースを広げ、危険なものを排除する
赤ちゃんと大きく動けるように、スペースを広げましょう。大人の視線からももちろんですが、赤ちゃんの視線から見て危険に感じるものを排除します。足元に滑るものがないか、つまづくものがないか。赤ちゃんの背丈でぶつかるものはないかを確かめましょう。
・はだしで遊ぶ
靴下をはいていると滑ります。はだしで遊びましょう。
遊びが楽しくなると、赤ちゃんは夢中になってハイハイしたり、歩いたり走ったりします。楽しすぎると、転んだりぶつかったりすることもありますので、遊びを楽しみつつ、赤ちゃんの安全を見守りながら体を動かす遊びをしましょう。
室内でできる運動遊び
運動遊びというと、飛んだり跳ねたり走ったりすることを想像するかもしれませんが、それだけではありません。マンションだと足音などの「音」が気になるかもしれませんので、そんなときは音が出にくい運動遊びを取り入れてみましょう。
・手遊び、リズム遊び
手遊びやリズム遊びも、体を動かす遊びです。いろいろな手遊びを取り入れるのも一つですが、毎回定番の手遊びをするのもおすすめです。赤ちゃんが覚えているので盛り上がります。
・ハイハイ遊び
ママも赤ちゃんと一緒に部屋中をハイハイしてみましょう。ただハイハイするだけではなく、赤ちゃんを「待て待て~」と追いかけてみます。時々、ママがトンネルになってみたり、赤ちゃんを捕まえてみたり。ハイハイ遊びをオリジナルに進化させてもおもしろいですね。ハイハイはママにとっても良い運動になりますよ!
・飛行機ブーン
ママが仰向けに寝転んで、赤ちゃんを足に乗せて飛行機ブーンと遊びます。何度かブーンブーンと揺らしたあとは「着陸~」っとおなかの上に着陸。そのまま抱きしめて「好き好き~」もいいですし、「こちょこちょ~」もいいですね。うつ伏せ遊びが上手になったらできますよ。
・トンネル遊び
既製品のトンネルの遊具を使ってももちろんOKですが、段ボールを重ね合わせるとトンネルを作れます。段ボールだと絵も描けてシールも貼れて◎。長時間遊べますよ。
・新聞ボクシング
新聞紙をくるくる丸めて、袋の中に入れ、上から吊るすとサンドバッグのようになります。これをパンチしてみましょう。立てる赤ちゃんももちろん遊べますが、手の支えなしでおすわりできるようになったら遊べます。転倒しないように周りにクッションを置くなどしましょう。
・布団のお山
布団で山を作ります。その山を登ったり下りたり、時には転がってみたりと楽しめます。ハイハイができるようになったらできる遊びです。
外に出にくいこんな時期だからこそ、赤ちゃんとの体を使ったスキンシップの遊びを取り入れてみてくださいね!