久しぶりに会ったのは…?
僕は、自分で創作料理の店を営んでいます。元同級生で仲の良かった女性Aも、僕が店を立ち上げると知って、従業員として働いてくれています。
ある日、僕のもとに同窓会のお知らせが届きました。Aも参加するとのことで、久々に同級生に会いたくなった僕も参加することに。
当日会場に到着すると、以前僕の店に来てくれた同級生たちの姿も。彼らは「こいつの店、すごくうまいんだわ! また行くわ!」と僕の店を宣伝してくれて……。僕はうれしさで胸がいっぱいになりました。
僕たちが盛り上がっていると、僕とAの両方と仲が良かった、同級生のB男が「お前、飲食店の経営してるんだって?」と話しかけてきました。彼からは、高校卒業間近になぜか避けられるようになり、陰口を言われるようになっていました。
もともと仲が良かったため、なぜそうなってしまったかはわからずそのまま卒業。その後、連絡をとることはありませんでした。
僕が、「そう、創作料理の店で……。Aも一緒にやってくれてる。よかったら来てよ」と答えるとB男はなぜか動揺。「Aもいるんだ…」とひとり言のように呟いていました。
50人分キャンセルの電話
同窓会から1カ月後のこと。営業中に電話がかかってきたので対応すると、電話口の相手はB男。B男は「久しぶり~」と言いながら、いきなり
「悪いんだけど、今日の50人分の予約キャンセルで」
と言ってきたのです。そのまま「お前の店も終わりだな」と笑っていたのですが……。
「そんな予約入ってないよ。そもそも今日、店は満席だし…。予約する店、間違えたんじゃないかな」
50人分の予約など、そもそも僕のほうで確認できませんでした。B男の言葉を不思議に思っていると、B男は電話口で「そんなはずは……」と動揺したような様子で……。
すると、Aが「大丈夫?」と声をかけてきました。事情を説明すると、Aは顔色を変えて僕から受話器を取り……
「電話変わりました。あなたの悪だくみは私が防いだから、予約は通ってないよ」
とひと言。そのまま、「見損なった! もう連絡してこないで!」と言って電話を切ってしまいました。
僕が呆然としていると、Aは「店が終わったら説明するよ!」と言って仕事に戻っていきました。
B男の悪だくみとは
店の営業が終わったあと、僕はAに先ほどのB男からの電話のことを聞きました。Aによると、同窓会の場で、B男が数人の知人とともに「店に大人数の予約を入れ、当日キャンセルしたら面白くない?」と話をしていたとのこと。
この話を聞いたAは、事前にB男からの予約を防ぐことを決意。シフトに入っている従業員にこの話を伝えて、B男から電話がきたらすぐにAに伝えるようにしていたそうです。
どうして僕に伝えてくれなかったのかと聞くと、「あなたはやさしいから、この話を聞いても『本当に予約したかったら困るだろうから』って受けちゃうと思って」とA。
こうして予想通り予約当日にB男からキャンセルの連絡が入ったそう。50人分の予約は、正式な注文として店には通っておらず、お店が利益を損ねることはありませんでした。Aは、当日キャンセルの連絡が入らなければこちらから連絡するつもりだったこと、本当に予約が入った場合にも対応できるようなメニューで注文を取っていたことも話をしてくれました。
僕は知らない間に店のみんなから守られていたようです。
なんで嫌われている?
Aの話を聞いた後、僕は「どうして、B男からそんなに嫌われているんだろう」とこぼしてしまいました。すると、Aは「たぶん、私のせい」と話をしてくれました。
Aによると、実はB男からかなりの回数告白をされているとのこと。それでも断り続けたAと、僕が仲良くしているのを見て嫉妬していると思うとAは言っていました。
高校を卒業してからも何度か連絡があり、断り続けていたそう。ようやく連絡が落ち着いたと思ったときに、同窓会で僕とAが一緒に働いていることを知ったB男は、再び僕へ嫌がらせをしようとしたのだろうとのことでした。
僕が、「今まで気が付けなくてごめんね。これからは、困ったことがあったら相談してよ!」と言うと、Aはうれしそうに「頼りにするね!」と答えてくれました。
一方のB男は、今回の悪だくみが失敗したことを、同級生からさんざん言われているようで……。
「好きな女の子を振り向かせられないからって姑息だわ~」「B男ってあのドタキャンのやつだろ!」と誰も彼の味方はいないようです。一緒に悪だくみをしていた人からも、「本当にやると思わなかった!」と言われているとのこと。最近では、飲み会にも呼ばれなくなってしまったそうです。
これからも、今回のような嫌がらせが起こるかもしれません。それでも、僕には心強い仲間がいます。みんなと一緒に力を合わせて店を守っていきたいと思っています!
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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