わが子を注意された母親が学校に“ある要求”を
ある女の子の番になりましたが、緊張していたのか声がとても小さく、担任の先生がやさしく、「もう少し大きな声で読めるかな?」と声をかけました。私自身は、「よくある普通のやり取りだな」と思って見ていたのですが……。
ところが、その女の子の母親が、なぜかとても怒っている様子だったのです。最初は「わが子の声が小さかったことが悔しかったのかな」と思っていました。
しかし後日、役員をしているママ友から真相を聞き、驚きました。その母親は、わが子が注意されたことに腹を立て、学校に対して「うちの子の声は小さくありません。学校の造りが悪くて声が響かないんです。木造に建て替えるべきです!」と強く抗議したそうなのです。
その話を聞いて、「本当にいろいろな人がいるんだな」「先生方も大変だな」と感じました。この一件自体は時間とともに収まったようですが、その後もその保護者はさまざまなことで学校に抗議していたそうです。
この出来事以来、トラブルに巻き込まれないよう、そのママとは卒業までできるだけ距離を取って過ごしました。
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わが子を思う気持ちは誰にでもありますが、その思いが行き過ぎてしまうと、周囲との関係に影響を及ぼしてしまうことも。わが子を守るための行動が、結果的に子どもを生きづらくしていないか——そんな視点も忘れずにいたいですね。
著者:井上さな/40代 女性・パート。2児の母。水族館で魚を眺める時間が好き。
イラスト:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)