美和さんが頭を抱える様子を見て反省したと判断したパパは、ついに口を開きます。
「勉強に疲れているとしても、続けることで勉強が楽しくなる可能性がある」「期間を設けて勉強を頑張らせてみよう」と主張するパパですが、美和さんは半信半疑。
それでも「息抜きのために来週末は家族で遊びに行こう」というパパの提案を受け入れ、『1カ月勉強を頑張らせる』という約束を交わしたのでした。
リフレッシュに隠されたパパの主張




















いつもと違う様子を見せたパパ。しかし、それは決して心を入れ替えたわけではありませんでした。
パパは「偏差値は苦手なことにどれだけ耐えられるかを示す数値だ」と語り、自分が高偏差値なのは、人一倍「我慢」ができた証拠なのだと主張します。
このお出かけはパパが提示した交換条件のようなもの。「息抜きをさせたい」というママの希望を叶えた代わりとして、次はパパの希望である「勉強に打ち込む1カ月」を過ごすよう、改めて念押ししたのです。
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「偏差値は我慢の数値」というパパの言葉。それは、厳しい社会を生き抜いてきたパパなりの責任感であり、息子を想うひとつの形なのかもしれません。
けれどパパと悠斗くんは、それぞれ違う心を持った別の人間です。パパにとっての正解が、必ずしも今の悠斗くんにとっての最善とは限りません。パパの信念を尊重しながらも、悠斗くんが自分自身の歩幅で進んでいけるよう、大人が一歩引いて見守ってあげることも大切なのかもしれません。
はたけ
