消えたお金…夫に問い詰めた結果
「ピアノを習いたい!」という当時8歳の娘の瞳はキラキラと輝いていました。その夢を応援したくて、夫と2人で「月謝はこのくらいだね」「教材費も準備しなきゃ」と、楽しそうに計画を立てていた矢先のことです。
ある日、スマホの銀行アプリを開いた私は、自分の目を疑いました。娘の教育資金として、お祝い金や児童手当をコツコツ貯めてきた100万円の口座から、身に覚えのない20万円が引き出されていたのです。
「えっ、何かの手違い?」と焦り、仕事中の夫にすぐさま「貯金から20万円おろした? 何かあった?」とLINEを送りました。すると夫から返ってきた言葉に私は絶句してしまいました。
「親友がどうしても急ぎでお金が必要だって言うから、貸したんだ」
画面を見つめたまま、怒りと不安が押し寄せてきました。大切な家族のお金なのに、どうして相談もなしに決めてしまったのか……。返済の予定もはっきりしないという夫の無責任さに、目の前が真っ暗になるような思いでした。
夫が帰宅してから、私たちは何度も話し合いを重ねました。私がどれほどショックを受けたか、そしてこのお金がどれだけ重みのある「娘の未来」だったのかを、涙ながらに伝えたのです。私の必死な様子に、夫もようやく事の重大さに気づき、心を入れ替えて貸したお金の返済計画を立て直してくれました。
この経験は、私にとって家計管理の重みを痛感する出来事となりました。お金の問題は、単なる数字の話ではなく、家族の信頼そのものなのだと痛感したからです。
今では月に一度、夫婦で通帳を開き、貯金の状況を共有する時間を設けています。「子どものためのお金は絶対に守る」というルールも作りました。あのハラハラした経験は、私たちが親として何が一番大切かを思い知るための、手痛いけれど必要な授業料だったのだと考え、同じ失敗はしないよう冷静に家計を管理していこうと思います。
著者:山本さゆみ/30代女性/事務職のパート勤務。最近ダイエットに励んでいる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)
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