限界だったイヤイヤ期
ワンオペでの育児が続く中、私はうつ病(気分の落ち込みや興味・関心の低下、不眠、食欲低下などが続き、日常生活に支障が出る精神疾患)と診断されました。日常生活にも支障が出始め、夫に相談し、少しずつ育児や家事を手伝ってもらうようになりました。
それでも不安定な状態は続き、特に3歳の息子のイヤイヤ期が重なると、向き合うことがつらいと感じることがありました。
思わず逃げ込んだ別室
ある日、夫がいるときに、私は息子と顔を合わせることができず、別の部屋へ逃げ込んでしまいました。私を呼んで泣く息子のそばで、夫が「あいつは少しおかしいから、あまり近づかないほうがいい」と話しているのが聞こえてきました。
胸に残った夫の言葉
その言葉を聞いた瞬間、悲しさと怒りが同時に込み上げてきました。夫には私の状態がそういうふうに見えていたのだと知り、強いショックを受けました。それでもこのままではいけないと感じ、夫ときちんと話をする必要があると思いました。
まとめ
今回の出来事を通して、自分の状態や気持ちは言葉にして伝えなければ伝わらないのだと実感しました。相手に理解してもらうためには、つらさを抱え込まずに共有することが必要だと感じています。これからは無理をしすぎず、少しずつでも対話を重ねていきたいと思います。
医師による解説:うつ病と家族のすれ違い
うつ病では、気持ちを言葉にすること自体が難しくなることがあります。家族の側も状況を正確に理解できず、すれ違いが生まれることがあります。うつ病は早めの対応と、身近な人の理解や支えが大切とされています。
症状は「怠け」ではない
うつ病は、気分の落ち込みだけでなく、意欲の低下や不安、疲れやすさなどによって、普段どおりの育児や家事が難しくなることがあります。本人のつらさが外から見えにくいため、周囲に誤解されてしまうことも少なくありません。
家族の理解が支えになる
厚生労働省の情報でも、うつ病の治療期や回復期には、家族の理解やサポートが大切だと案内されています。まずは否定せずに話を聞き、本人が安心して気持ちを伝えられる関係をつくることが助けになります。
ひとりで抱え込まないことも大切
本人だけでなく、支える家族も疲れ切ってしまうことがあります。必要に応じて、主治医や心療内科、精神科、保健所や精神保健福祉センターなどに相談し、家庭の中だけで抱え込まないことが大切です。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:松澤美愛先生(神谷町カリスメンタルクリニック院長)
著者:月野うさぎ/40代女性・会社員
イラスト:アゲちゃん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年6月)
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