お客さまに呼び止められた理由
同僚は感情が顔に出やすく、忙しい日は特に表情がきつく見えることがありました。ある日、私のもとへお客さまが来て、「写真を撮ってほしい」と声をかけてきました。続けて、「担当してくれている方の表情が少し怖くて、子どもが泣き出してしまって……。あなたにお願いしたいんです」と言われました。突然の言葉に驚きつつも、私は丁寧に写真撮影を引き受けました。
言いにくいことを代わりに伝えられた瞬間
お客さまの言葉はきついわけではありませんでしたが、こちらが言いにくいことを正直に伝えてくれたように感じ、胸の内が少しすっきりしました。その後、お客さまとの撮影を無事に終え、私は同僚の様子をそっと見守りました。
変わり始めた同僚の表情
その出来事がきっかけだったのか、同僚は自分の表情について振り返ったようで、日を追うごとに笑顔が増えていきました。ぎこちないながらも、少しずつ表情を柔らかくしていく姿を見て、私も安心した気持ちになりました。
まとめ
お客さまからの率直なご指摘は、プロとして一瞬肝を冷やしましたが、結果として同僚が自分と向き合う貴重なきっかけとなりました。この出来事を通して、接客業において「技術」や「知識」だけでなく、言葉を発しない「表情」という非言語コミュニケーションが、お客さまの体験や安心感を大きく左右する重要な要素であるということを改めて深く学びました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:大木けい/50代女性・パート
イラスト/ゆる山まげよ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)
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