どう?ステキでしょ?

以前勤めていた職場で、ひときわ存在感を放つパートの女性がいました。彼女は30年近くその会社に勤めており、誰よりも仕事ができると自負している様子。しかし、そんな彼女が少々厄介で……。
その彼女の言動からは、「自分がこの会社を支えてきた」という誇りと自信があふれ出ていました。たしかに、仕事の面では頼りになることも多かったですが、少し厄介な部分もありました。
社員たちの服装や髪型に対しても口を挟み、時には辛辣(しんらつ)なコメントを投げかけることが多かったのです。
ある日、その彼女が髪をバッサリとカットし、きつめのパーマをかけて職場に現れました。「どう? ステキでしょ?」と得意げに言う彼女の姿に、同僚たちは微妙な笑みを浮かべていました。
それも、その髪型が昔流行った「ソバージュ」スタイルで、ムースで固められた細かすぎるウエーブの髪。今風のさらさらヘアとは真逆のスタイルだったからです。普段から彼女に対して不満を抱いていた人も多かったので、その場の空気は少し張り詰めたものがありました。
とはいえ、彼女の仕事ぶりに関しては誰もが一目置いていました。経験豊富で、いざというときには頼りになる存在です。
ただ、彼女の態度には少し問題があったのかもしれません。人のことをあれこれ批判する姿勢が、いつの間にか周囲に距離を生んでしまっていたように思います。
◇◇◇◇◇
振り返ってみると、どんなに仕事ができる人でも、他人への配慮や謙虚さは大切だと感じました。
著者:中野花/50代女性・パート
イラスト/ゆる山まげよ
職場にスパイが……情報が漏れている!?

病院で働いていたときに起こった対人トラブルの体験談です。スタッフの中に情報を漏らす人がいたのです。
職業柄女性が多く、また勤めていた病院の院長の奥さまも仕事に携わっているというよくあるパターンの職場でした。昼休みなどはスタッフ同士で集まって和気あいあいと話していました。
スタッフたちは院長の奥さまに不信感を持っていたため、不信感を持つに至った奥さまの気になる言動について話していました。ですが、スタッフの中にスパイが潜んでいました。
ある日、私たちしか知り得ない、院長の奥さまに対するネガティブな情報を奥さま自身が知っていることに誰かが気付き、情報が漏れている状況が発覚したのです。そして、奥さまは1人のスタッフを除き、今までとは違う少し冷たい態度を取るようになりました。
スパイ行為をしていたのは、個性的な黒縁眼鏡をかけた一風変わった女性でした。私たちスタッフとは少し距離を置いていましたが、時折、奥さまと親しげに話しているところを見かけることがあり、スパイであることがわかったのです。
それからは彼女のいる場所では、みんな当たり障りのない会話しかしないようになりました。そして彼女はますます孤立していったのでした。
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こっそりと情報を漏らすような人もいるということを肝に銘じて、職場での発言には気を付けようと強く感じました。また、女性の多い職場ではいかに敵を作らないかが大切だと実感。敵を作らず、人から不信感を持たれないようにすることで人間関係での争い事に巻き込まれる可能性が随分と減ることを学びました。
著者:鈴木まこ/30代女性・会社員
イラスト/きりぷち
不倫に走った先輩

私は金融機関に勤めています。新卒で配属されたのは大きな支店で、会社の中でもトップ店と言われる支店。そこで出会った先輩のお話です。
当時、職場で先輩に教えてもらいながら、早く一人前になれるよう努めていた私。ある日、先輩の車に乗せてもらうと、なぜか助手席が倒れていました。また、仕事中に自席にいないことが多かったのです。
先輩は勤務中は支店長の仕事の補佐をしており、車の助手席にも支店長が乗っていた様子。なんと先輩と支店長は不倫をしていたのです。
先輩は私を指導する業務を次第に放棄し、あからさまに支店長と支店内でいちゃつくように……。指導者を失った私は、担当分野の関係で他に教えを請うことができず、とても困っていました。ただ、負けん気が強い私は、独学でなんとか切り抜けました。
しかし、今度は先輩の仕事のミスを押し付けられることに……。普段は支店長の仕事ばかりしていた先輩は、普段の仕事もなおざりになり、次第にミスが増えて、しまいには大事に……。同じ業務をおこなっていた私に、そのミスを押し付けたのです。
支店長に言ってもどうしようもないとわかっていた私は、思い切って「私を異動させないと、先輩が困ったことになりますよ」と、不倫中の支店長を詰めることに。
その後、私は支店から抜け出し、ミスを追及されることはありませんでした。そして支店長と先輩の関係が明るみになり、2人はそろって異動。お叱りを受けたとのことでした。
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職場での不倫は、必ずバレると痛感しました。たとえ理不尽なことがあっても、武器を持っておけばいざというときに戦えるので、証拠をつかむことは大事だと感じました。
著者:小林なおな/40代女性・会社員
イラスト/エェコ
まとめ
職場という閉じた世界では、どうしても相性の悪い人や厄介なトラブルに遭遇してしまうことがあります。今回のエピソードから学べるのは、「仕事の実力があっても謙虚さを忘れないこと」「口は災いの元と心得ること」、そして「いざという時のために自分の身を守る証拠を持っておくこと」の大切さです。
基本的には適度な距離を保ち、仕事上の関係と割り切ることが最善の策ですが、万が一巻き込まれそうになったときは、冷静に状況を見極めて自分を守る行動を取ることも必要なのかもしれません。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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