話し合いに応じない夫
「家庭は一番小さな社会」が私の考えです。夫に対してはなるべく感情的にならず、数字や仕事の話に例え、伝えるよう意識してきました。家事についても、「お金こそ発生しないけれど、外での仕事と変わらない価値がある」と思って取り組んでいました。
夫が仕事で疲れていることは理解しています。でも、家庭という小さな社会を円滑に回すには、夫の協力も必要です。そう伝えようと話を持ちかけても、夫は「仕事で疲れているから」と言って、いつも話し合いを避けていました。
話し合い開始のはずが
ある日、夫の仕事が早く終わったタイミングを見計らって、「5分でいいから話を聞いてほしい」と頼みました。夫は大好きなゲームをしている最中で、明らかに面倒そうな態度でしたが、しぶしぶ応じてくれました。
「今のあなたの考えは、仕事と家庭の比率で言うと10:0になっていると思う」
「共に生活する上で、それはやはり困る。せめて9:1でも8:2でもいいから、0のままにはしないでほしい」
感情的にならず、数字や論理を使って冷静に伝えようと努めました。
ところが、話し始めて間もなく、夫の首が前後に揺れ始めました。さっきまで元気にゲームをしていたのに、私が話し始めたとたん、眠り始めたのです。
この態度にはさすがに腹が立ち、「寝るなー!」と大きな声をあげてしまいました。すると夫は大げさに目を見開いて「俺は仕事で疲れてるの!」と反発。そのままゲームを再開してしまいました。
そんな生活が何年も続き、生まれた溝は埋まるどころか広がる一方でした。そしてある日、私は夫に「離婚してほしい」と伝えました。
夫の嫌みに負けず
離婚を切り出した際、夫は冷ややかに、少し挑発するような口調でこう言いました。
「お前には我慢というものがないよ。外で働いてない人間はこれだから」
私はその言葉に乗らず、冷静に返答しました。
「あなたの上司も、いつも自分の無理や無謀を省みず、あなたたち部下に『お前らには我慢がない!』と言っていたんだよね。
その結果、あなたの部署からは何人もの人が辞めていったって、前に話してくれた。
あなたは、ずっと私にも同じことをしてきたんだよ」
その言葉を聞いた夫は、一瞬、本当に驚いたような顔をしました。それ以降、夫の挑発的な発言はなくなり、私たちは無事に離婚することができました。
まとめ
忙しさや疲労を理由に対話を避けていると、心の距離は少しずつ広がり、やがては取り返しのつかない関係になってしまうと痛感しました。新たに築いた家庭では、過去の教訓を生かし、「相手の立場も考えながら、小さな違和感のうちに話し合うこと」を大切にしています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:遠藤ちよ/30代女性・主婦
イラスト/ゆる山まげよ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)
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