保護者LINEが既読スルーだった理由
幼稚園の年長になり、最後の大仕事である謝恩会の準備が始まりました。私は役員グループのリーダーとして、打ち合わせの日程調整を任されることになったのです。
少しでもみなさんが返答しやすいようにと考え、「候補日はこの3日間です。みなさんのご都合はいかがですか?」と、丁寧な文面を心がけてメッセージを送りました。送信して数分、すぐに全員分の既読がついたのを見て、私はホッと胸をなでおろしたのを覚えています。
ところが、待てど暮らせど誰からも返信がありません。
「今は忙しい時間帯なのかな」と思い、数時間待ってみましたが、夜になっても翌朝になっても画面は静まり返ったままでした。
丸3日が過ぎた朝、しびれを切らした私は、意を決して「すみません……いかがでしょうか?」と催促のメッセージを送りました。しかし、それすらも既読スルー。
さらに数日が経過し、あまりの無視されっぷりに「もしかして、言い方が上から目線だった?」「そもそも、この日程自体が迷惑だったのかな……」「私、何か失礼なことを言ったかな」と、夜も眠れないほど落ち込んでしまいました。
そんなある日の園の送迎時、役員のママ友と顔を合わせる機会がありました。思い切ってLINEの件を切り出してみると、彼女は悪びれる様子もなくこう言ったのです。
「ああ、あのLINEね! 結局、誰が一番に返信するか、みんなで様子見しちゃってたんだよね」
その言葉を聞いた瞬間、私は言葉を失いました。全員が既読スルーをしていた理由は、嫌がらせなどではなく、単に「面倒な日程調整の口火を切りたくなかったから」というものだったのです。
画面の向こうで私がどれほど悩み、傷ついていたか、誰も想像すらしてくれていなかった事実に、虚しさと怒りがこみ上げました。
ただ、それと同時に、どこか妙に納得してしまった自分もいたのです。「ああ、グループLINEって、結局そういう場所なんだ」と。
そう思うと、次第にこれまで一人で抱えていたモヤモヤが晴れていきました。みなさんの他人任せな姿勢に少々あきれつつも、「悪気があるわけでもないんだ」と気づけたことで、楽観的に考えられるようになったのです。
グループLINEという場所は、つい「誰かが発言するのを待とう」という心理が働いてしまう。まさに「みんなで様子見をする場所」なのだと痛感した出来事でした。
それからは、たとえ既読スルーされても「みんな今は様子見モードなんだな」と割り切れるようになりました。必要以上に深読みせず、ほどよい距離感を保つことが、グループLINEと上手に付き合う秘訣なのかもしれません。
著者:松本凛/30代女性/30代で6歳の息子を育てる母です。現在はパート事務をしながら、元気いっぱいの息子の育児に奮闘しています。趣味は料理と、たまに息抜きで行くカフェ巡りです
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)
※AI生成画像を使用しています
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